■防災とボランティアの日and防災とボランティア週間
平成7年(1995年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、全国から大勢の災害ボランティアが被災地に駆けつけ、様々な支援活動が行われました。これをきっかけに災害時のボランティア活動について、その重要性が広く認識されるようになり、「防災とボランティアの日(毎年1月17日)」と「防災とボランティア週間(1月15日~21日)が制定されました。日頃から災害時の連携・協働の取り組みについて考え、地域の中で防災・減災等に携わる方々の連携を深めましょう。
・災害時のボランティア活動で、最も多い活動は、個人住宅の泥出しや家財の搬出ですが、求められることは力仕事だけではありません。
・避難所や在宅被災者への生活のサポート、子どもたちとの遊び相手、コミュニティ活動のサポートなど多岐にわたります。
・大きな災害発生時には、被災地域のニーズに応じて、社会福祉協議会が中心となり災害ボランティアセンターが設置されます。
◆知っておきましょう!災害ボランティア活動心得
◇正しい情報入手
被災地の状況はそれぞれ異なります。混乱を最小限にしたり、ニーズ量等の理由により、1日当たりの受入人数を制限している場合があります。
それぞれの地域で開設される災害ボランティアセンターが発信する情報を確認しましょう。
◇十分な準備
活動時の服装としては、長袖・長ズボン・ゴーグル・マスク・ゴム手袋・長靴や動きやすい運動靴・ヤッケや雨合羽などに加え、着替えも用意しましょう。
タオルや手ぬぐい、帽子やヘルメットも必要です。貴重品を入れて持ち歩けるように、ウエストポーチなどを用意し、応急セットなども入っているといいですね。
◇ボランティア活動保険
活動中の事故によるケガを補償するだけでなく、被災された方の大切なものを誤って壊してしまった場合の損害賠償責任も補償します。
◇識別できる服装
身分証明書等の携行や、所属する団体の腕章・ビブス等をつけ、活動中であることが分かるようにしましょう。
◇支援物資は送られる被災地の立場に立った判断が必要
被災地に、個人から多くの物資を送ると、量の多さや物品の仕分けの困難さで、大きな負担をかけることになる恐れもあります。
NGOやNPOなど支援団体が指定する物資を指定される場所へ送るかたちで協力するとよいでしょう。
◇募金も大切な支援
(下記に詳細・URL記載)
◆全国社会福祉協議会 被災地支援・災害ボランティア情報
【URL】https://www.saigaivc.com/
※ボランティア活動保険への加入や高速道路無料化措置についての情報も掲載されています。※ボランティア保険は必ず加入しましょう。お申込みは、鬼北町社会福祉協議会の窓口、もしくは全国社会福祉協議会のサイトからも加入できます。
◆寄付で被災地を支援する「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」(通称:ボラサポ)
【URL】https://www.akaihane.or.jp/
(メニューの「寄付する」からご覧ください)
この募金は、被災地を支援する団体等の活動資金として活用される「支援金」です。
また、災害ボランティアセンターの活動を支えるのが「赤い羽根共同募金」です。この共同募金の3%を毎年災害等準備金として積み立てています。大規模な災害が発生した場合には、全国の共同募金会がこの積立を拠出しあい、被災地を支援します。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>