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自治体の皆さまへ

年頭のあいさつ 活力が溢れ、希望と誇りを持てるふるさとに

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愛媛県鬼北町

■鬼北町長 兵頭 誠亀
新年あけましておめでとうございます。
皆様にはお元気でお正月をお迎えのことと存じます。心からお喜び申し上げます。
さて、1月1日に鬼北町合併20周年を迎えました。住民の皆様には、合併前そして鬼北町誕生以来、新しいまちづくりのための様々な施策の実現に向けて、多大なご支援・ご理解を賜り厚く御礼申し上げます。
この20年間は、社会・経済情勢が目まぐるしく変化する時期でもありました。特に、平成30年7月豪雨災害での被害対策は難航を極めました。さらに、新型コロナウイルス感染症の拡大は、私どもが経験したことがない生活様式への移行を余儀なくされました。
また、2つの自治体には、それぞれ日常生活の仕組みが違う部分も多かったわけですが、合併の協議を基本に、社会活動を展開していただきました。それぞれの地域には長い歴史があり、そこには多くの人々の「生業(なりわい)」そして、すばらしい「人々の生きざま」がある中で、新たな組織づくり・まちづくりにご協力いただいた多くの方々にあらためて感謝申し上げます。
さて町内では、等妙寺旧境内史跡公園及びガイダンス施設整備が完了。そして「道の駅日吉夢産地」と「NATURE HOTEL NARUKAWA(ネイチャーホテル・ナルカワ)」がリニュアルオープンいたしました。すでに多くの方にご来場いただき、リピーターにもなっていただいており、ありがたいです。
さらに、近永まちなか賑わいエリアの創出や北宇和高校、予土線の存続維持発展など、現代の社会情勢に即応したサービス体系の構築を図る施策を展開しており、関係人口・交流人口の拡大に努力しております。
また、森林やジビエなどを、私たちの住んでいる地域の財産として活用した、新しい産業の創出など、未来の鬼北町に必要な施策を事業として実施・計画しているところであります。
一方で、大規模災害に備えて、災害自体は防げないにしても、多くの命と財産を守り抜くための準備として、と避難所となりうる公共施設等へ、自家発電機・蓄電池の設置を進めております。
このような中で、実際に行なっていただいている防災訓練・自主防災組織の活動は、年々活発になっており、「自分たちの命は、極力自分たちで守る。」そのような防災減災のまちづくりへの意識の向上に大変心強く感じております。
ハード事業・ソフト事業いずれの施策を推進するにしても、住民の方々が少しでも多く「幸せを感じる」時間を提供することが、一番大切だと感じております。
変わらぬご指導・ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
結びになりますが、令和7年が皆様にとりまして輝かしい一年になりますよう、心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

■鬼北町議会議長 程内 覺
新年明けましておめでとうございます。
ご家族の皆様お揃いで、新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。旧年中は鬼北町議会に対しまして、ご理解ご協力を賜り、誠にありがとうございました。本年もどうかよろしくお願い申し上げます。
さて、鬼北町も今年1月1日に旧日吉村と旧広見町が合併して、早いもので20周年になりました。人口と議会を振り返ってみますと、合併当時の人口は、12,896人、議員数は27人でしたが、今年1月では人口約9,100人、議員数は12名での議会活動となっています。少子高齢化が顕著に表れているなか、月日の流れの速さに驚きを感じています。20年前の皆様はいかがでしたでしょうか。大好きな家族とともに過ごされた楽しい時間もあったことと思います。また寂しかった事、辛いことも経験されたかもしれない一方で、周囲の自然や生活環境はどうでしたでしょうか。皆様それぞれにこの20年を振り返ってみられてはいかがでしょうか。
また、これからの時間も想像してみるのもいいかもしれません。昨年12月には健康保険証が従来のものとは変更され、マイナンバーカードにひも付けされました。国の施策とはいえ、カード取得に困難な高齢者や、認知症で外出困難な方々、障害のある人たちの強い思いを多くの新聞投稿で知りました。鬼北町は福祉の町をうたっています。ぜひとも、町民の誰もが幸せを感じられる時間を共有できるよう、議会も考え、理事者も考えていただけますと幸いです。時間が前後しますが、昨年は広見中学校も大規模改修を経て、新しい学び舎が完成しました。素晴らしい環境の中で、生涯の仲間作りをしてほしいものです。
また、9月には山寺保存会の皆さんの、長年の格別な尽力もあり、奈良山等妙寺史跡公園が見事に完成しました。鬼北町芝に所在する等妙寺は、元応2年(1320年)理玉和尚の開山と伝えられ、比叡山に匹敵する修行地を求めてこの地を選び、作られたものと聞いています。
今後は、町内外をはじめ、インバウンドのお客様にもお越しいただき、史跡公園を鬼北町の宝として活用して欲しいものです。10月に行われました、でちこんか2024は、晴天にも恵まれ大勢の皆様が会場を訪れ、秋の一日を楽しんでおられましたが、今年初めて議会議場で鬼の造形物の展示が行われました。普段とは違った雰囲気の中で作品を楽しめ、議場を見学してもらう、良い機会だったと思います。外国の一部においては、いまだに戦争を繰り返し、尊い子どもたちの命が奪われている映像を目にすると、強い憤りを感じ、一日も早く平和的解決が出来ないものかと案じています。そういった中で、鬼北町においては、平和に子どもたちが郷土を愛し、健やかに育ち、誰にも優しく成長してほしいものです。
終わりに、この2025年が皆様にとって良き年になり、お元気でお過ごしになりますことをご祈念申し上げますと共に、鬼北町の益々のご発展を祈念して、新年のご挨拶と致します。

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