第4回鬼北町議会定例会は12月12日、13日に開催されました。会では承認1件、選挙1件、議案22件、発議1件が提案され、議案1件が修正可決、発議1件が否決となり、その他の案件について原案のとおり可決されました。
◆承認
・町長の専決処分(令和6年度鬼北町一般会計補正予算(第5号))の承認について
◆選挙
・鬼北町選挙管理委員及び同補充員の選挙について
◆議案
・鬼北町病児・病後児保育施設設置条例の制定について
・鬼北町印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例について
・鬼北町議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例について(修正可決)
・鬼北町特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する条例について
・鬼北町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について
・鬼北町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について
・鬼北町子ども医療費助成条例の一部を改正する条例について
・鬼北町包括的支援事業の実施に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について
・鬼北町消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例について
・財産の取得について
・令和6年度鬼北町一般会計補正予算(第6号)について
・令和6年度鬼北町用品調達特別会計補正予算(第1号)について
・令和6年度鬼北町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について
・令和6年度鬼北町国民健康保険診療所特別会計補正予算(第1号)について
・令和6年度鬼北町介護保険特別会計補正予算(第2号)について
・令和6年度鬼北町後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第2号)について
・令和6年度鬼北町水道事業会計補正予算(第1号)について
・令和6年度鬼北町病院事業会計補正予算(第1号)について
・令和6年度鬼北町下水道事業会計補正予算(第1号)について
・愛媛県市町総合事務組合規約の変更について
・愛媛県市町総合事務組合からの構成団体の脱退に伴う財産処分について
・南予地方水道水質検査協議会を設ける地方公共団体の数の減少及び規約の変更について
◆発議
・鬼北町議会議員定数条例の一部を改正する条例について(否決)
■一般質問
◆中山定則議員
◇本庁舎付近の公共施設の整備等について
《問》教育委員会事務局、保健介護課の配置見直しを検討することはできないか。
《答》現在、教育委員会事務局及び保健介護課は、本庁舎・別館内にはないが、いずれも本庁舎に隣接していることから、住民サービスに大きな支障が生じているとは考えていない。
しかし、より一層住民サービスの向上、またワンストップサービスに努めるべきとの観点から、町民生活課の窓口に来られた住民の方が、保健介護課の手続きも併せて行う必要がある場合には、保健介護課職員が町民生活課の窓口に出向いて対応している。
また、配置の見直しについて、将来的に建て替えを実施する際には、本庁・別館も含めた配置の検討も必要であると考えている。
《問》鬼北町民会館及び広見体育センターの建て替え計画について問う。
《答》鬼北町民会館及び広見体育センターについて、築48年が経過しているが、平成21年度から平成28年度までの間、順次、耐震補強工事、外壁改修工事等を行い、建物の改修を実施している。
鬼北町公共施設個別施設計画において、鬼北町民会館の建物健全度は53点、工事保全優先度は、6段階の評価中4番目、一方、広見体育センターの建物健全度は73点、工事保全優先度は5番目となっており、工事保全優先度は、町内の他の施設と比較して、低い状況にある。当面の間は、必要に応じて施設の修繕を実施し、長寿命化を図っていく計画としている。
しかし、将来的には、建て替えも検討する必要があるため、建て替え計画時には、教育委員会の本庁舎・別館内への配置や建て替えする場所も含めて、様々な可能性を協議・検討していきたい。
《問》公用車利用の適正化の観点から、公用車の必要性、利用状況を調査し、計画的に公用車車庫・公用車駐車場の整備をする考えはないか。
《答》職員が出張等に利用する共用車輛3台については、システムで予約を管理し、3か月先まで予約できることになっており、ほぼ予約がなされている状況である。
共用車輛がすべて予約済で使用できない場合には、各課が業務で使用する車輛に空きがあれば、それを利用して対応しているが、それでも空きがない場合もあり、何台が適正かという判断は難しい。
また、公用車の車庫及び駐車場について、現在、共用車輛は、高田モータース横の屋根付きの駐車場、その他各課が業務で使用する車輛は、旧グリーンマート前、奈良川河川敷トイレ横、河川敷駐車場の上流側等、各課が対応しやすい場所に駐車しており、現在のところ新たな駐車場を整備する計画はない。
しかし、将来的に、旧グリーンマートの取壊しや、町民会館、広見保健センター等の建て替えが実施される際には、併せて、駐車場の整備についても検討する必要があると考えている。
◇鬼北町BandG海洋センターについて
《問》前年度、今年度、5月から9月までの月別利用者数について問う。
《答》令和5年度は、5月が小・中学生102人、高校一般88人、計190人。6月が小・中学生220人、高校一般180人、計400人。7月が小・中学生725人、高校一般261人、計986人。8月が小・中学生519人、高校一般333人、計852人。9月が小・中学生48人、高校一般75人、計123人。合計2,551人である。
令和6年度は、5月が小・中学生154人、高校一般73人、計227人。6月が小・中学生283人、高校一般202人、計485人。7月が小・中学生568人、高校一般347人、計915人。8月が小・中学生474人、高校一般322人、計796人。9月が小・中学生67人、高校一般121人、計188人。合計2,611人である。
《問》温水化プール施設の新築計画について問う。
《答》温水化プール施設については、A重油を使用するボイラーでのプールの温水化計画としていたが、平成30年に、「バイオマス発電再生エネルギー施設プロジェクト」を立ち上げてから、森林資源活用による脱炭素への取り組みの1つとして、木質バイオマス発電で発生する余剰熱を活用して、温水化を行う計画としている。
A重油が高騰する中、プールのランニングコスト削減にもつながるものと考えているが、現時点では、木質バイオマス発電施設が計画段階で、余剰熱の活用方法等に関する詳細内容、温水化プール施設の整備時期、設備などが確定できないため、各種計画の策定及びBandG財団との具体的な協議についても、見合わさざるを得ない状況である。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>