■一宮市長 中野正康
新年あけましておめでとうございます。
昨年は、新たな感染症との戦いにメドがつき、社会経済が大きく変化した一年でした。「第68回おりもの感謝祭一宮七夕まつり」をほぼコロナ前の状態で開催して、秋には繊維産業を中心に地域の魅力を発信する尾州フェス(BISHU FES.)も盛大に行うことができました。東京ガールズコレクション(TGC)と協力したファッションショーでは真清田神社の境内のステージで、一宮市出身の車いすテニスプレーヤー小田凱人選手や有名モデルの皆さんが尾州産の生地を身にまとい、魅力を発信してくれました。昨夏の小田選手の世界一!のニュースは、一宮市のみならず日本全国が元気をもらいました。みんなが個性をいかして輝くことができる地域づくりを続けてまいりたいと思います。
現在、一宮市と羽島市の間を結ぶ新濃尾大橋(仮称)を建設中で、来年2025年度に開通の予定です。木曽川沿いの魅力をアップさせるために、サイクリングロードの整備を進めてきましたが、今春には冨田山公園エリアにスケートボードパークも完成します。引き続きスポーツとレクリエーションの爽やかなエリアとして魅力をアップさせてまいります。
市中心部の交通問題にも積極的に取り組んでおります。国道22号線・名岐バイパスを中心に、慢性的な交通渋滞が市内各所で発生しています。解決するために名岐道路の高速化や幹線道路の整備に向けて活動しておりますが、あわせて地域の皆さまの生活環境の向上に取り組んでまいります。
本年が皆さまにとって、幸多き年となりますよう心から祈念申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。
■一宮市議会議長 岡本将嗣
あけましておめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、明るく健やかな新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
昨年は、5月に新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類となり、その後のさまざまなイベントなどが大きな規制や制限をすることなく実施され、社会はコロナ禍前のにぎわいを取り戻してまいりました。
一方で、世界に目を向けてみますと、ウクライナ紛争に加え、中東のパレスチナ自治区のガザ地区でも紛争が起こり、情勢はますます混こん沌とんとしてきております。原油価格や物価の高騰は収束する様子がなく、引き続き市民生活や地域経済に大きな影響を与えています。
本市は、新型コロナウイルス感染症の対応策で培った経験を生かし、アフターコロナの新たな生活様式への行動変容を踏まえ、市民の皆さまの日常生活を守ることを最優先に、地域経済の安定とさらなる発展を図るための施策を進めてまいります。
市議会といたしましても、より暮らしやすいまちづくり、魅力あるまちづくりについて議論を深めていくとともに、時代の流れに即した議会のICT化に意を用いて、意思決定機関としての機能を強化してまいります。
今後とも、議員一丸となり、どなたにでも分かりやすい市議会となるよう、また、多岐にわたるさまざまな課題に対し迅速かつ的確な施策を実現できるよう、力を尽くしてまいりますので、一層のご支援とご協力を賜りますようお願いいたします。
結びに、本年が皆さまにとって幸多き年となりますよう祈念いたしまして、年頭のあいさつといたします。
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