■駅ナカ・駅ビル、変わります ID1061401
◇変わる「駅」まわり
おととしの秋に尾張一宮駅の商業施設「アスティ一宮」がリニューアルオープンするとともに、駅南側に新たな商業施設「尾州ビレッジ」が開業しました。一段とにぎわいがあふれる空間へと生まれ変わりつつあります。
一方、23年余りも駅西の顔であった名鉄百貨店一宮店が、1月末に多くの方々の惜しむ声が聞かれる中、閉店となりました。跡地は商業施設や事務所などが入った複合用途施設としてリニューアルし、2025年の開業を目指しているとのことです。オフィスフロアができることで、働く方々による平日昼間のにぎわいも増えることを期待しています。
好評の「駅ピアノ」は、改修工事の期間中も引き続き皆さんにお楽しみいただけるように、名鉄百貨店一宮店から市が引き継ぎ、管理をしています。今後も芸術文化の薫る駅ナカを創出していきます。
◇土日祝もオープンの窓口~まずはパスポート中心に
尾張一宮駅前「i-ビル(アイビル)」の1階にあった一宮市観光案内所のスペースも、新たな時代のニーズに合わせて見直しを行い、6月に市役所窓口「いちのみや駅ナカプラザ」を開設します。
まずはパスポートの発給窓口としてスタートします。パスポートの窓口が市役所からi-ビルへ移転することで、通勤・通学の途中でもパスポートの申請や受け取りがしやすくなります。さらに、新たに日曜日でもパスポートの受け取りをできるようにします。この窓口は、年間1万人ほどの方に申請いただけると見込んでおり、駅ナカのにぎわいにつながると期待しています。
さらに、マイナンバーカードが健康保険証としても使えるようになり、今年12月には新たな健康保険証の発行が終了しマイナンバーカードへ一本化されます。問い合わせなどが増えると見込まれるため、土曜日・祝休日はパスポート窓口を開設しないでマイナンバーカードの窓口を開き、申請や受け取りなどができるようにします。窓口開設中は、マイナンバーカードの暗証番号のロック解除や再登録もできますので、暗証番号をお忘れの際はカードを持って、気軽にお立ち寄りください。
◇よりiービルも地元密着で
2012年に新たな玄関口として誕生したi-ビルは、図書館や子育て支援センター、商業施設などを含んだ複合施設であり、多くの人が集まるにぎわいの場になっています。開館から11年余、このたびは駐車場をリニューアルしてカメラ式のチケットレスシステムと事前精算機を導入して、スムーズな入出庫が可能となりました。
4月からは新しい指定管理者として「トヨタエンタプライズ・アイシーシー共同事業体」が管理しています。トヨタグループとして培った安心・安全な施設管理と、(株)アイ・シー・シーの市内ケーブルテレビはじめ地域メディアとしての情報発信力をいかすことを期待しています。スマホデビュー教室、ドローンのプログラミングやパイロット養成講座に加え、3階のシビックテラスをテスト期間中に学習室として開放するなど、多種多様なイベントで全ての世代の皆さまに、にぎわいの場を提供します。今後も元気で活力あるまちの中心施設として、市民の皆さまにご利用いただければ幸いです。
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