刈谷にゆかりのある輝く人を紹介します!
■全日本マスボクシング選手権大会
U-50準優勝 谷澤 眞三(たにざわ しんぞう)さん(本紙3ページ写真、左)
U-70 3位 水谷 秋彦(みずたに あきひこ)さん(本紙3ページ写真、右)
プロフィール:
刈谷ボクシングジム所属。
谷澤さん…桜町在住、49歳。刈谷北高卒、ボクシング歴35年。得意技は左フック。
水谷さん…高津波町在住、66歳。刈谷高卒、ボクシング歴50年。得意技はストレート。
▽初めての出場で全国大会入賞
2人ともプロとして活躍した経歴を持ち、長年ボクシングの世界に身を置いてきました。引退後、新たな目標を模索しながらボクシングを続けていたところ、実践の試合をイメージして寸止めでパンチを打ち合うマスボクシングの全国大会があることを知り、すぐに出場を決意。
大会では強豪選手を相手に勝利を積み重ね、谷澤さんは準優勝、水谷さんは3位という輝かしい結果を残しました。
▽全国大会を振り返って
マスボクシングでは、効果的な打撃動作でポイントを取り合い、ポイントの多い方が勝利します。通常のボクシングとは異なり、ダメージを受けることがないため安心です。谷澤さんは「常に効果的な動きが求められるので、最後まで体力を切らさないことが重要だが、決勝では終盤の動きに差が出てしまった」と話し、水谷さんは「全国に出場する選手はミスが少なく、動きも早かった。もっと実戦経験を積む必要があると思った」と振り返ります。
▽生涯スポーツとして目標を高く持ち続ける
目標は、全国大会優勝。「初めて大会に出場し、自分自身の課題が見つかった。トレーニングを重ね、来年は必ず優勝する」と2人は意気込みます。
水谷さんは「引退後、約40年間指導者としてボクシングに関わってきたが、この年で選手として全国大会に出場できてうれしい。100歳になっても続けたい」と笑顔で話します。谷澤さんも「ボクシングはケガの心配があるのに対し、マスボクシングは安全に行え、同年代の相手と日本一を競えるところが楽しい」と魅力を語ります。いつまでも夢に向かって熱い気持ちを持ち続ける2人の挑戦は続きます。
◆輝く人の原動力
▽多彩な武道を指導(水谷さん)
小学生から50代まで幅広い年代が所属しており、空手、護身術、合気道を指導。「生徒と過ごす時間が生きがい」と話します。
▽利用者とともに全国の舞台へ(谷澤さん)
日中は介護施設で勤務しており、利用者と「2年後は愛知県で全国大会があるから、応援に来てね」と約束を交わしています。
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