刈谷の輝く人

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刈谷にゆかりのある輝く人を紹介します!

■令和4年度　全国高等学校　選抜自転車競技大会　男子ポイント・レース　第3位　
井上拓海(いのうえたくみ)さん
プロフィール：
高須町在住。岡崎城西高校3年生。
実家は自転車専門店で、幼い頃から自転車に囲まれて育つ。本格的に競技に取り組み始めたのは高校から。

▽3月の全国大会で初の表彰台
「予選を通過できるか不安だったけれど2位通過できたことで、決勝は自信を持って臨めた」と振り返る拓海さん。昨夏のインターハイでは、大事なところで転倒してしまい、結果を残すことができず苦しい思いをしました。「気持ちをすぐに切り替えることはできなかったけれど、家族や友達、先輩からの励ましや応援が力になった。次はみんなに良い走りを見せたい」という思いで練習に取り組み、初の全国大会入賞につなげることができました。

▽自転車競技の魅力と感謝の気持ち
父の大我さんはアマチュアの大会で入賞したこともある実力者。そんな父の姿に憧れ、小学生の頃に初めて競技用の自転車に触れました。
今回の大会で出場したポイント・レースは、400mのトラックを予選は30周、決勝は60周し、5周ごとにその時点の通過順位に応じて点数が加算され、その合計点数で順位が決まる種目です。最後の1周は点数が2倍になるなど、体力はもちろん戦略や駆け引きも重要になります。「何回も得点のチャンスがある種目なので、がむしゃらに走る体力とがんがん攻める気持ちが強みの自分に合っている」と競技の魅力を話します。
平日は自宅で、土日は競輪場やロードでコーチとともにトレーニングを重ねます。コーチには、「遠征でも車で連れていって面倒を見てくれる。本業がありながら、自分の時間を割いて指導してくれるので、本当にありがたいです」と感謝を伝えます。

▽思いを言葉に
「昔は『優勝したい』と口にできなかったけれど、今は自信を持って言えるし、できると思っている」と力強く話す拓海さん。「次の目標はインターハイ優勝。ポイントはもちろん、ロード・レースでも結果を残したい」と別の種目での目標も話します。プロレーサーを夢に掲げる若武者の二刀流での活躍に期待です。

◆輝く人の原動力
▽勝負飯は「らいこう」のつけ麺
父が教えてくれたお店。大会前によく家族で食べに行きます。
※詳しくは本紙3ページをご覧ください。

▽原点でもある「ぴっとレーシングチーム」
地元の人を中心に、老若男女さまざまな人が所属しています。自分が初めてロードで走ったチームです。