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《特集》刈谷市消防団 刈谷を守る! 熱き女性消防団員(1)

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愛知県刈谷市

10月21日に東京都で開催された第25回全国女性消防操法大会に、刈谷市消防団の女性消防隊が初出場し、準優勝に輝きました。
今回はそんな女性消防団員に焦点を当てて、消防団の魅力を紹介します。

■基本情報
分団数:21分団
団員数:326人(定員435人)
女性団員数:12人
平均年齢:32.2歳
※令和5年4月時点

■消防団の役割
プロの消防士とは異なり、消防団員はそれぞれ別の仕事をしながら、訓練や非常時の出動にあたり、市内の安心安全を守っています。非常時には、消防士のサポートをしたり、協力して消火活動をしたりしています。その他にも祭りの警備、防災啓発活動、地区の自主防災訓練など、地区の中でも欠かすことのできない組織になっています。

■女性消防隊全国準優勝までの軌跡
START!
◆4月
・別々の分団から7人が集まり、刈谷市女性消防隊結成
・練習開始

◆6月
・市操法大会で雨の中の初披露

◆8月
・県操法大会での披露

GOAL
◆10月
・全国44チームで競い準優勝!

▽女性の操法ってどんなことをするの?
軽可搬ポンプを用いた5人操法で、ポンプから3本のホースを延長して放水し、2つの的を倒すまでのタイムと動作の正確性を競います。

◆あなたも消防団で活躍しませんか?
・地域の力になりたい
・新しい仲間が欲しい
・非常時の知識を身に付けたい

どんな理由でも大丈夫! 優しい先輩団員がサポートしてくれます。少しでも興味のある人は危機管理課へ。
※詳しくは本紙5ページをご覧ください。

【ID】1002842

■全国女性消防操法大会準優勝メンバー 特別インタビュー

◆(隊長)第20分団(西境)
山内裕子(やまうちゆうこ)さん

▽みんな本当にすごい
私は隊長として参加しましたが、実際に競技に出場するのは選手6人なので、彼女たちのプレッシャーは私とは比べ物にならなかったのかなと思います。消防関係者をはじめ、多くの方からの期待を背負い、しかも全国から44チームが出場する中で、準優勝という結果を出してくれたのは本当にすごいです。

▽コミュニケーションを大切に
結成時に消防署の方に指名をいただき、隊長になりました。操法の技術や知識はプロである消防署の方にお願いをして、私はとにかくみんなが楽しくできるような雰囲気づくりを第一に考えていました。特に結成当初は初対面同士という人もいたので、仲良くできるようになるべくみんなを巻き込んでコミュニケーションをとるようにしていました。
練習もかなりハードだったので、モチベーションが上がるように、締めるところは締め、時にはみんなを笑わせて練習に臨んでいました。そういった役割を期待されて隊長に指名されたと思いますが、みんなの操法に対する意識も高かったので、今思えばむしろ自分がみんなに支えられていたような気もします。

▽女性消防団員として
入団して11年になりますが、女性だからできないということは案外少ないと感じています。当然体力の差はありますが、最初からこれはできないと決めつけずに、まずは挑戦してみることが活躍の幅を広げることにつながると思います。
また、男性と女性で視点が違うことはよくあるので、男性の多い消防団の中に女性の視点や意見が入っていくことで、より良いやり方が生まれていくのではないかと思います。

▽地域との関わりと今後の目標
入団してから地域のことによく目を向けるようになりました。それまではあまり興味がありませんでしたが、地域と関わることで多くの方と良い関係を築くことができました。
今後の目標は、刈谷市初の女性分団長に挑戦することです。今回の隊長という経験を生かして、団員としっかりコミュニケーションをとり、みんなで協力して分団や消防団全体をより良い組織にできたらいいと思います。

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