預ける人から預かる人へ ファミリー・サポート・センター

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昨年6月からファミリー・サポート・センター(ファミサポ)の援助会員となった小池吏架(りか)さん。双子を含む3人のお子さんを育てており、依頼会員だった頃に市民だよりで紹介されました。今回は、援助会員として再登場。それぞれの良さを教えてくれました。

▽多胎児育児経験者として
小池さんが援助会員になろうと思ったきっかけは、一昨年ファミサポの会報誌で見た多胎児の健診サポーターの案内。「自分自身も健診が大変だったから手伝いたい、このサポートなら自分でもできるかも」と考えました。また、依頼会員だった頃、子どもを預けた際の援助会員が多胎児のお母さんだったことにとても安心できたことを思い出し、援助会員として登録することを決めました。
「多胎児育児をしていると普通のお出かけも難しく、健診は緊張する。そんな中、お母さんが子どもを1人ずつ何も気にせず見ることができたらうれしい」と話す小池さん。
健診サポート中には、依頼会員の多胎児あるあるに共感したり、アドバイスしたりし、笑顔で話す姿がありました。

▽依頼会員経験者として
過去の市民だよりで一緒に紹介された援助会員の鈴木さんの影響が大きく、「鈴木さんは無理に一緒に遊ぼうとはせず、子どもたちを自由に遊ばせながらけがをしないよう見守ってくれた。自分もそんなことができるよう心掛けている」と当時を思い出しながら活動しています。
小池さんが鈴木さんに依頼したのは8年程前が最後ですが、今でも会って、子どもの受験相談などをする仲。「子どもが小さい頃から知っているから、安心感がある。身内のような存在。2人が成長したのはファミサポのおかげ」と、鈴木さんの存在の大きさを実感していました。

▽未来の依頼会員・援助会員へ
「依頼を迷っている人は絶対に使った方がいい!利用のハードルは高くないので、ぜひ妊娠中から登録してほしい」。そして未来の援助会員に向けては、「学校行事など自分の予定と調整しながら無理のない範囲で活動できる。依頼したことがある人は援助会員に何をして欲しいかが分かると思う。それは些細(ささい)なことかもしれないけどきっと依頼会員の助けになるので、その気持ちを忘れずに、依頼会員から援助会員になる人が増えたらうれしい」と笑顔で話しました。

■ファミサポとは?
子育てを応援してほしい人(依頼会員)と子育てを応援したい人(援助会員)が地域で助け合う組織です。活動が行われると、依頼会員から援助会員に1時間あたり600～700円の報酬を支払います。令和5年11月1日現在、依頼会員2,757人、援助会員255人、依頼会員と援助会員を兼ねる両方会員75人が登録しています。総合健康センター2階に事務局があり、依頼を受けるとアドバイザーがコーディネートします。

◆援助内容
預かり：援助会員自宅での子どもの預かり
送迎：保育園や幼児園、放課後児童クラブなどの送迎
育児補助：依頼会員自宅の保護者がいる空間での子どもの預かり

▽依頼会員の登録
対象：妊娠7カ月以降から小学6年生までの子どもがいる人
申込み：
・来所…本人確認(マイナンバーカードや運転免許証など)を持参し、ファミサポへ。
※入会説明(30分)が必要
・郵送…申込書(市HPでダウンロード)と本人確認書類のコピーをファミサポ(〒448-0858　若松町3-8-2)へ。
※説明動画の視聴が必要

◆依頼会員の声
「美容院に行く際に子どもを預かってもらいました。リフレッシュすることができ、また育児を頑張ろうと思いました。」
「双子が生まれて手が足らない時に家に来てもらいました。一緒にいてもらうだけでほっとしました。」

◆援助会員の声
「継続して預かると、その子の成長が見られてうれしいです。す。お子さんからパワーをもらえます。」
「お子さんがうちに来ることを楽しみにしてくれるのがうれしいです。家族も会うのを楽しみにしています。」

■援助会員になるには
安全に援助活動が行えるよう登録前に講習会を行っています。会員になると、お母さんが講座や講習を受けている間に子どもを預かるママハウス(集団託児)や、乳幼児健診中に多胎児や未就学児を預かる健診サポーターにも登録できます。

◇受講方法
・A…(1)(2)を受講
・B…(1)(3)を受講
※Bのみ託児あり

場所：総合健康センター
対象：市内在住の人
申込み：2月6日(火)までに、
・氏名
・住所
・電話番号
・受講方法
・カンガルールーム希望の有無
・件名に「講習会申込」(メールの場合のみ)を電話または【メール】famisapo@city.kariya.lg.jpでファミサポへ。

問合せ：ファミリー・サポート・センター
【電話】61-2720
【ID】1016903