■「道」と刻まれた須恵器(当館蔵)
井ケ谷町の洲原第6号窯から出土した平安時代初期の須恵器です。直径約16cmの器の内側に、細い棒の先で漢字の「道」と刻まれています。焼成前に書かれたものであることやしっかりとした筆致から、書いたのは製作者か管理者で、漢字を日常的に使用していた人であると思われます。焼成時に割れたため出荷されませんでしたが、「道」の字は供給先の場所や人物などを表している可能性があります。
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