■野々村仁清「色絵おしどり香合」
50円官製ハガキの切手のモデルにもなった鮮やかなおしどりの香合です。首元や羽の表現はとても細かく、江戸時代を代表する陶工・野々村仁清だからこそ成せる業と言えるでしょう。
仁清は瀬戸で修業した後、京都・仁和寺の門前に窯を開き、京焼を大成した人物です。卓越したろくろ技術で作られたつぼが有名ですが、本作のような鳥をモチーフにした作品も制作しました。
5月21日(火)から6月9日(日)まで企画展「めでたきとり」で展示します。
問合せ:歴史博物館
【電話】63-6100
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