刈谷にゆかりのある輝く人を紹介します!
■グアテマラの子どもたちへの教育支援
近藤 咲 (こんどう さき)さん
プロフィール:
井ケ谷町在住。平成28年にJICA海外協力隊のプログラムで初めてグアテマラへ。
4月下旬からグアテマラへ6回目の渡航。
◆NPO法人幸縁Instagram
サポーターの募集やイベントなど、活動の情報を掲載しています。
※詳しくは本紙3ページの二次元コードをご参照ください。
▽ずっとグアテマラとつながっていたい
「グアテマラから帰国後、現地で出会ったリセに週に1度オンラインで日本語を教えていた。その時間に心に潤いを感じ、これからもずっとグアテマラとつながっていたいと思った」と今の事業を始めるきっかけを話すのは、NPO法人幸縁(しえん)の代表理事を務める近藤さん。グアテマラの子どものための奨学金事業や学習塾事業などを行っており、1月から4月にかけては、約7年日本語を教えてきたリセさんが日本に留学に来るなど、現地の子どもたちに大きな影響を与えています。
▽広がる「幸縁」の輪
幸縁では、困っている人を助ける「支援」ではなく、双方に価値が生まれるようなつながりを築く「幸縁」を目指して活動しています。事業の1つである奨学金事業は、子ども1人に対して1人の里親が付き、お互いの顔が見える取組です。「定期的に子どもと里親さんがオンラインで普段の出来事を話す時間があり、本当に温かい空間になる」と笑顔で話す近藤さん。「形としてはサポートしている立場になるが、私たちも子どもからエネルギーをもらっている。自分が感じたつながりの温かさを多くの人に共感してもらえてうれしい」とやりがいを話します。
留学に来ていたリセさんは、近藤さんのことを「日本の母のような存在」と慕い、「日本に来るときは不安だったが、咲さんの後押しもあっていろいろな経験ができた」と流ちょうな日本語で話します。近藤さんは「リセが日本に来られたのは彼女の長年の努力と多くの方のサポートがあってのこと。日本に来てくれて本当にうれしかった」と声を弾ませました。
▽日本の子どもたちにも
今後の目標の1つは、日本の子どもたちのための活動の幅を広げていくこと。「学校をはじめ、日本のどこにいても世界とのつながりを持てる場を提供していきたい。そこから自分の学びたいことを見つけてもらえれば」と意気込みます。
日本とグアテマラの子どもたちの架け橋になるべく、近藤さんの活動は続きます。
◆輝く人の原動力!
▽グアテマラにも広めたい味
グアテマラで好きな食べ物のお店を開くことも夢の1つ。ここのたこ焼きを食べて味を研究しています。
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