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《特集》刈谷市消防団 操法で磨く、未来を守る力。(1)

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愛知県刈谷市

■第4分団 (熊地区) 愛知県消防操法大会 優勝
7月20日に日進市で行われた第69回愛知県消防操法大会に、刈谷市消防団から第4分団(熊地区)がポンプ車操法の部で出場し、刈谷市として初優勝を果たしました。今回は、消防操法に焦点を当てて消防団の魅力を紹介します。

◆消防団の役割
非常時に出動し、消防士をサポートしながら協力して消火活動を行い、市内の安心安全を守っています。その他にも地区の祭りの警備、防災啓発活動、自主防災訓練などに協力し、地域の中でも欠かすことのできない役割を担っています。プロの消防士とは異なり、消防団員はそれぞれ別の仕事に就きながら、訓練や非常時の出動にあたっています。

◆ポンプ車操法って?
6人1組で行い、ホース延長やポンプ操作、放水、伝令要領など、消火活動の基本となる一連の動作で、安全性や正確性、速さを競います。
2口の放水が行われ、1口目を第1線、2口目を第2線と言います。まず、第1線では吸管と呼ばれる太い管を使って防火水槽からポンプ車に吸水し、その間に火災現場に見立てた火点に向かって放水用のホースを延長、合図が出たら放水を開始。1つ目の火点が倒れた後、指揮者の指示で第2線に入り、同様にホースを延長して2つ目の火点を倒します。

▽基本情報
分団数:21分団
男性団員数:320人
女性団員数:11人
※定員…435人
平均年齢:33.1歳
※令和7年1月時点

◆消防操法大会って?
刈谷市消防操法競技会(市操)は毎年6月上旬の日曜に総合運動公園で開催され、市内21分団がポンプ車操法で競います。愛知県消防操法大会(県操)は、毎年7月下旬~8月上旬に開催され、県内消防団がポンプ車操法の部と小型ポンプ操法の部で競います。刈谷市消防団は各分団が輪番で県操に出場しているため、必ずしも市操で優勝した分団が出場するわけではありません。来年度は第10分団(小垣江本郷地区)が出場予定です。

▽県操過去の主な成績
・第11回 (昭和41年) 3位
・第34回 (平成元年) 3位
・第36回 (平成3年) 3位
・第59回 (平成26年) 2位
・第62回 (平成29年) 3位

◆ポンプ車操法での各選手の役割
・指揮者…隊員に対し号令を出すなど、隊の指揮を行います。
・1番員…第1線でホース1本の延長と放水を行います。
・2番員…第1線ではホース2本の延長と1番員の放水補助、第2線ではホース1本の延長と放水を行います。
・3番員…吸管延長ととび口の搬送を行い、第2線ではホース2本の延長を行います。
・4番員…3番員とともに吸管延長を行い、その後ポンプ車の操作を行います。
・補助員…防火水槽に投入された吸管が浮いてこないよう補助します。

■あなたも消防団で活躍しませんか?
【ID】1002842
消防団員は特別職の地方公務員として位置付けられ、活動に対して報酬(年額報酬・出動報酬)が支給されます。
また、3年以上活動した場合は退職時に退職報償金も支給されます。その他にも各種補助・支援制度が充実しています。
対象:市内在住の18歳以上
申込み:電話または直接、危機管理課へ。

◆活動報酬
▽年額報酬 (1年間活動した団員に支給)…38,000円~
▽出動報酬 (災害や訓練に出動した団員に支給)…災害時8,000円、訓練時4,000円
▽退職報償金 (3年以上活動した団員の退職時に支給)…148,000円~

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