【愛知県消防操法大会ポンプ車操法の部】優勝メンバー特別インタビュー
◆第4分団 分団長
三浦 雅也 (みうら まさや)さん
▽想像を超えた団員の努力
結果を聞いた時は、「そうか、優勝するのか…」という、どこか他人事のような、都合良く展開する現実味のない物語を読んでいるような気持ちになりました。もちろん県操優勝を目指していた気持ちに偽りはありませんが、実績を残せない期間が長かった第4分団にとって、県操優勝は正直大きすぎる目標でした。分団長として、一番近くで見てきましたが、一緒に県操に臨んだ彼らは、想像を超える優秀な消防団員だったと思わされました。
▽団員への敬意を忘れずに
団員全員が主体的かつ意欲的に、楽しく活動することができ、それぞれが意見を気兼ねなく言い合える組織づくりを意識してきました。特に操法大会では、主役となるのは分団長ではなく選手たちです。家庭や学業などそれぞれ事情を抱えながらも、市の代表という責任を自覚し、甘えを捨てて訓練を重ね、お互いに助け合う姿を見せる団員たち。彼らに対する敬意は絶対に忘れないと心に決め、団員それぞれのカラーを尊重して過ごしてきました。みんなが意図をくんで前向きに臨んでくれたので、本当に心強かったです。
▽周囲のサポートに感謝
訓練時間は増やしましたが、県操だからといって大きく取り組み方を変えたということはなく、例年通り操法に向けた訓練に励みました。今回の結果を決定付けたのは、やはり周囲のサポートの厚さだったと感じています。選手一人一人に消防署の方が指導員として付き、冬の早朝の真っ暗な中での訓練から、真夏の大会当日まで、我々を最後までサポートしてくれました。
また、消防団団長や副団長、他分団の方々、地区やOBの皆さん、訓練場所を提供してくださった亀城小学校さんなど、関わる皆さんの応援や支援に、責任の重さを痛感させられると同時に、毎日心を熱くしていました。本当に感謝しています。
▽誰かの役に立つ存在
消防団の魅力は、さまざまなことを学び、多くの人とつながり、いろいろな活動を通して、誰かを助けられる存在になれるところだと思います。頼ってもらえたらうれしい。単純なことですが、誰もがそうではないでしょうか。誰かの役に立つ存在になることが、自分自身に充実感を与えてくれるというのは、きっと年齢や性別を問わず、共通する感覚だと思います。
▽「愛し愛される第4分団」
県操で優勝したことで、存在感をアピールできたと思っています。今後は今まで以上に活発に活動して、より多くの人に我々のことを知ってもらえるよう精進していきたいです。
そして、我々のスローガンである「愛し愛される第4分団」を目指し、地区の皆さんにより親しまれ、頼られる存在でありたいと思っています。
■指揮者
中村 樹 (なかむら みき)さん
▽心強い仲間と一緒に
昨年の女性操法にも出場したので、2年連続でこのような貴重な経験をさせていただき、ありがたかったです。練習量は女性操法の時よりも多く、きついと感じることもありましが、同じ分団の仲間が支えてくれて本当に心強かったです。当日はとても緊張しましたが、みんなで「いくぞ!」と声を出し、消防署の方も含めて1つになって雰囲気良く臨むことができました。
◆1番員
青木 崇祐 (あおき しゅうすけ)さん
▽恩返しの気持ちで
OBの父の紹介で社会人2年目に入団し、今年で5年目になりました。消防団に入らないと関われなかった別の仕事をしている先輩方の話を聞くことで、人としてすごく成長することができたので、そういったお世話になった先輩方への恩返しの気持ちも込めて、県操に臨んでいました。優勝という最高の形で示すことができて良かったです。
◆2番員
榊原 瑠偉 (さかきばら るい)さん
▽練習もいい思い出
保育園から大学、今の勤務先まで一緒の1番員の青木に誘われたのがきっかけで3年前に入団しました。最優秀選手には石井さんが選ばれましたが、自分も狙っていたので、そこは悔しさが残りました。それでも、夜勤明けの早朝に青木や補助員の加藤と一緒にホース延長だけの特訓をしたことなど、今思い返すと練習もとてもいい思い出になりました。
◆[最優秀選手賞] 3番員
石井 直樹 (いしい なおき)さん
▽今だけを意識して
市操当日の直前の練習がとてもうまくいき、自信がありましたが、いざ本番となると緊張して練習のようにいきませんでした。その後、消防署の指導員さんから「今までのことや未来のことを考えると緊張してしまう。今だけを意識して」という言葉をいただき、その言葉を胸に県操に臨みました。結果、実力を発揮することができ、目標にしていた最優秀選手となれたので、指導員さんには本当に感謝しています。
■4番員
勝﨑 健太 (かつさき けんた)さん
▽市操での悔しさをバネに
学生のころから消防団に所属していましたが、今年が社会人1年目ということもあり、正直大変な中での県操でした。市操では、結果が出ず悔しかったですが、優勝した第9分団の4番員の方にアドバイスをいただいたことで、自分の技術がより安定していき、県操で結果を出すことができました。多くの人の協力のおかげで成し遂げることのできた優勝だと思います。
■補助員
加藤 翔冴 (かとう しょうご)さん
▽今後につながる経験
今年度入団したばかりでしたが、県操という大きな舞台に関わり、とても貴重な経験をすることができました。練習で選手をサポートした際、「ありがとう」と声を掛けていただき、新人の自分も必要とされていると感じ、もっと貢献していきたいという気持ちになりました。この経験を今後の消防団活動につなげ、次は自分も選手となって頑張りたいと思います。
問合せ:危機管理課
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