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ごん吉くんレポート~南吉よもやま話~

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愛知県半田市

■第74回 南吉の部屋想像図制作記~南吉と読書~2
7月13日(土)から10月14日(祝)まで開催中の“文豪とアルケミストタイアップ特別展本に押し潰されて死ねば、本望です~南吉と読書~”から、南吉の部屋の想像図(昭和18年1月ごろ)をご紹介します。この部屋は、畳屋・下駄屋を営む生家とは別にあった離れの家の一室で、伊勢湾台風により倒壊したため現在は残っていません。
読書を好んだ南吉は、亡くなる2か月前の昭和18年1月ごろまで本を読んでいました。南吉の病がいよいよ重くなると、同じ北原白秋(きたはらはくしゅう)門下の兄弟子・巽聖歌(たつみせいか)をはじめとする人たちが、南吉のお見舞いに訪れました。この絵は彼らの回想や資料を元に描いたものです。今回は南吉を見舞ったうちの一人、今年99歳になる安城高等女学校教員時代の教え子の方にも絵を見ていただくことができました。想像で補ったところもありますが、全体の雰囲気は実際に近いものに仕上がったと思います。本に囲まれ、「本に押し潰されて死ねば、本望です」と語った南吉。南吉の愛する本に囲まれた部屋をご覧ください。

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