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ごみ減量化推進計画 家庭系ごみ量8%削減を目指して

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愛知県南知多町

南知多町民の一人1日当たりの家庭系ごみの量は、令和2年度は、965gで、県下ワースト2位でした。令和3年度は、可燃ごみ有料化やプラスチック製容器包装の分別など、皆さんにご協力いただいた結果、554gと大幅に減少し、県下54市町村中、38番目となりました。ありがとうございます。
しかし、それでも県民一人1日当たりの家庭系ゴミの量である514gより40gも多い現状です。40gというとわずかな量に思えますが、町全体の年間量で考えると、なんと、234tにもなってしまいます。

町のごみ減量化計画では、令和9年度のごみ量の目標を今より8%減の510gとしています。目標を達成するため、1gでも減らす取り組みを進めていきます。
ごみ減量は、行政の取り組みだけでなく、町民の皆さんの取り組みがとても大切です。3Rとごみ分別を徹底し、一人一人の小さな努力の積み重ねによりごみの減量を達成していきましょう。

◆ごみ減量に貢献! 師崎地区の自主的活動
師崎区では、区駐在員を対象としたごみの分別の勉強会を開いています。また、地区の分別収集日(月2回)に、駐在員が立ち合いを行い、区民への分別指導をしています。
この事例を参考に、各地区でも自主的に適正な分別の推進を進めていきましょう。

◆活動を通して思うこと
分別収集の立ち合いをしていると、汚れたままのプラスチック製容器、バケツ、紙おむつなど可燃ごみで出さないといけないごみや、ふた付きの缶など、どこに分別するのか迷うものを持って来られる方が多くいます。
師崎区の皆さんは、ごみの分別に対して意識が強いけど、細かいルールを知る機会が少ないため正しい分別ができていない方が多いのではないかと思います。そういった方に指導をしていますと、しっかり聞いていただき、次の分別収集の時には改善されていることが多いので助かっています。
また、新品のような食器や家電類などまだ使えるものをごみに出す人がいます。リユースを積極的に行い、可能な限りごみを出さないという心がけが、ごみ減量においてとても重要なのだと思います。
今後もごみ減量・清潔なまちづくりを目指し、この活動を続けていきます。(談)
師崎区 駐在員 万浪昭雄さん

■ごみ減量化推進計画
令和3年度のごみ処理に係る費用は、家庭系ごみと事業系ごみの合計で約4億1,800万円です。これは、令和3年度の南知多町一般会計決算の歳出総額89億4,297万円のうち、4.7%を占めます。
ごみを適正に処理するためには莫大な費用が必要です。ごみ処理に係る費用は、住民の皆さんの貴重な税金により賄われており、ごみの減量が処理費用の削減につながります。
これまで、町では、「家庭系可燃ごみの有料化」、「ミックスペーパー」・「プラスチック製容器包装」の分別収集など、さまざまな減量化施策に取り組んできましたが、ごみ減量効果を持続させるために、住民の皆さんや事業者が自主的にごみの減量に取り組むことや、町がごみ減量施策を推進していくことが必要です。
このために、「ごみ減量化計画」を策定し、新たに減量化目標と推進施策を定め、各種の施策を展開していきます。

◇ごみ減量の目標値

◆わからないこと教えます! ごみ分別出前講座
現在、可燃ごみは、武豊にあるごみ処理施設で、半田市、常滑市、武豊町、美浜町、南知多町の5つの市と町から出たごみを燃やしています。その費用は、5つの市と町で分担していますが、ごみが多ければ多いほどその市と町の割り当てが増えてしまいます。
5つの市と町で、昨年の住民一人当たりの家庭系ごみの量が一番多いのは・・・・南知多町です。

(1)可燃ごみの量を減らすために、分別のわからないこと教えます! ごみの分別出前講座
令和3年度に実施した調査では、可燃ごみ袋(45ℓ)1袋に平均して5.77%、258.4gのミックスペーパーが混ざっていました。また、プラスチック製容器包装は、12.05%、540g混ざっていました。
家庭から出る可燃ごみの量を減らしてもらうために、ミックスペーパーやプラスチック製容器包装の分別を徹底し、リサイクルに回せるものはきちんと分別して可燃ごみとして出さないことが必要です。
そこで、町ではごみの分け方・減らし方についての出前講座を行っています。「このごみは、燃えるごみ?プラ?」、「ごみを減らしたいけど、どうすればいいの?」などのごみ減量・リサイクルに関する疑問に環境課職員がお答えします。
希望される団体がありましたら、役場環境課までご連絡ください。

(2)可燃ごみの量を減らすために、生ごみの水切り「もうひとしぼり」!
令和3年度に実施した調査では、可燃ごみ1袋(45ℓ)のうち約50%、2,189gが厨芥類(生ごみ)でした。また、生ごみの約70%が水分でした。
生ごみの水を切ることにより、約10%のごみの減量効果があると言われています。ふだんから、ネットで水切りしている方もたくさんいると思いますが、可燃ごみ袋に入れる前に、もうひとしぼり「ぎゅっ」とお願いします。これだけでもずいぶんと違います。

問合せ・申し込み:環境課
【電話】内線525

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