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自治体の皆さまへ

【安全・安心】防災安全通信 Vol. 94

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愛知県南知多町

■孤立地域へ救いの手を「南海レスキュー2024」
1月13日~17日の5日間、南海トラフ地震を見据え、「孤立地域」における発災直後の初動対応を焦点とした実動訓練「南海レスキュー2024」が、東海・近畿南部・四国・中国地方等で実施されました。
訓練には陸・海・空の自衛隊を始めとして、米軍や豪軍等の他国軍、自治体、民間企業等が参加。能登半島地震の教訓等を踏まえ、いずれ来る南海トラフ地震に備えました。

◆ミッション1 海路から道路復旧用の車両を輸送せよ
高知県生見浜において、「道路が寸断され、多数の孤立地域が発生した」という想定で、海上自衛隊の輸送艦「くにさき」からLCACでの海上輸送により、道路復旧用の重機等を上陸させる訓練を行いました。

◇LCAC(エルキャック)とは
大量の空気を海面に噴出させながら浮上して航行するエアクッション艇で、海面との抵抗が少なく、高速で移動することが可能です。また、港や桟橋がなくても直接海岸の砂地へ乗り上げて、人員や車両を陸上に運ぶことができるため、港が津波で被害を受けていても迅速に輸送を行うことができます。

◆ミッション2 海路から支援物資を輸送せよ
徳島県大里松原海岸において、水陸両用車「AAV7」による支援物資の海上輸送訓練を行いました。

◇AAV7(エーエーブイセブン)とは
1960年代にアメリカ合衆国で開発された水上航行の機能を有する装甲兵員輸送車の一種で、地上では約70km/h、水上ではウォータージェット推進を利用することにより約13km/hで航行することが可能です。

今号では、「南海レスキュー2024」の訓練の一部を紹介しました。
本町においても、南海トラフ地震では篠島・日間賀島の海上輸送の課題や、半島側でも道路寸断による孤立化の危険性があります。そのため、自衛隊を始めとする関係機関と連携を取りながら、防災対策を進めます。

問合せ:防災交通課
【電話】内線223

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