行政と共に名古屋を支える人、行政で働く人を取り上げて紹介。
今年度は“医療・福祉”に関わる仕事・活動をしている人をクローズアップ!
■医療従事者のお仕事をクローズアップ
コロナ禍を経て皆さんが得た最強のスキル「手指衛生」「必要時のマスク着用」で感染症から自分自身を守りましょう!
□インタビューに答えていただいたのは
市立大学医学部附属みどり市民病院 看護師長 鈴木伴枝(すずきともえ)さん
生命の危機的状態の急性期治療を行うICUなどの看護師として15年、管理職として10年勤務。現在は新人教育・スタッフのキャリア支援を行っている。
◎風邪は万病のもと。日ごろからの予防と、何か不調があったらすぐに受診が大切
インフルエンザなど季節性の感染症は治療薬もあります。しかし、年齢や基礎疾患の有無などによっては重症化し、ICUでの集中治療が必要となることもまれではありません。「薬があるから治る」「通常の季節性感染症だから大丈夫」ではなく、「重症化するかもしれない」と考え、日ごろからの予防と、不調があったらすぐに受診することがとても重要です。
◎自分自身で自分を守る最強のスキル
コロナ禍で皆さんが獲得した健康習慣は、手指衛生や必要時のマスク着用ではないでしょうか?この行動は誰かの手を借りなくても自分で自分を守る最強のスキルです。そして、自分を守る選択肢として予防接種もぜひお考えください。この季節、かかると重症化する恐れのある感染症も流行っています。自分自身を大切にして、皆さんが健康な日々を送っていただけることを願っています。
◎ぜひ読んでね!
コロナ禍で病院が直面した困難や鈴木さんの奮闘について市公式note(【URL】本紙参照)で紹介しています。
□確認しよう!
◎今どのような感染症が流行っているの?
市内70カ所の定点医療機関から報告された、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症の患者数などが確認できます。
詳細は市ウェブサイトをご確認ください。
◎今あなたに必要な予防接種は?
・定期予防接種
病気にかかりやすい年齢や時期などを考慮して対象者や実施期間が定められています。子どもの予防接種の他、高齢者のインフルエンザや、肺炎球菌、風しん((注))があります。対象期間内に接種しましょう。
・任意予防接種
市では独自に、おたふくかぜ、風しん、帯状疱疹(たいじょうほうしん)、高齢者肺炎球菌について費用を助成しています。対象の方はぜひ接種を検討してみてください。
(注) 昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性は令和7年3月まで無料で検査・接種できます。
詳細は市ウェブサイトをご確認ください。
◎共通事項
問合せ:健康福祉局感染症対策室
(感染症に関すること)【電話】052-972-2631【FAX】052-972-4203
(予防接種に関すること)【電話】052-957-2435【FAX】052-971-5730
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