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自治体の皆さまへ

みんなで取り組もう!「流域治水(りゅういきちすい)」

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愛知県名古屋市

近年頻発する集中豪雨や台風による大雨被害。
これまでと比べて雨の降り方が激しくなってきており、全国で毎年のように大規模な浸水被害が起きています。被害を減らすためにみんなで流域治水に取り組みましょう。

■市長からのコメント
だれもがうちは大丈夫だと思っとる。
油断。これがあぶない。大雨になることがわかったら、安全なところへ逃げないかんよ!
みんなで取り組んで、みんなで被害を減らしていこみゃあ!!
名古屋市長 河村たかし

■流域治水ってなに?
川の上流の自治体、名古屋市、市民の皆さまなど、流域全体のあらゆる関係者が協働で水害対策を行うこと

■近年の大雨被害(市内)
・降雨日…平成12年9月 東海豪雨
60分最大雨量…105.5ミリメートル
市内(地点)…緑土木事務所
浸水被害(市内)…床上浸水 9,818棟・床下浸水 21,852棟
・降雨日…平成20年8月末 豪雨
60分最大雨量…113.0ミリメートル
市内(地点)…北土木事務所
浸水被害(市内)…床上浸水 1,175棟・床下浸水 9,929棟
・降雨日…平成23年9月 台風15号
60分最大雨量…79.5ミリメートル
市内(地点)…東谷山(守山区)
浸水被害(市内)…床上浸水 61棟・床下浸水 317棟
・降雨日…平成25年9月4日
60分最大雨量…111.0ミリメートル
市内(地点)…打出(中川区)
浸水被害(市内)…床上浸水 251棟・床下浸水 4,975棟
・降雨日…令和2年9月4日
60分最大雨量…96.5ミリメートル
市内(地点)…港土木事務所
浸水被害(市内)…床上浸水 23棟・床下浸水 117棟
1時間に50ミリメートルを超える非常に激しい雨は、いわゆる滝のような雨といわれています。

■流域治水を進めるための3つの柱
・氾濫を防ぐ・減らす
・被害対象を減らす
・被害を軽くし早期復旧

□主な市の取り組み
◎川の工事(氾濫を防ぐ・減らす)
安全に川の水が流れるように、川幅を広げたり川底を掘ったりしています。

◎まち中での対策(氾濫を防ぐ・減らす)
まちに降った雨を一時的に貯めるための施設を造ったり、川に排水するための雨水ポンプを増強したりしています。
道路などの地下にある貯留施設(西区から中川区)では、小学校のプール約416杯分の雨水を貯留

◎災害リスクを踏まえたまちづくり(被害対象を減らす)
市では一定の災害リスクがある範囲を「要安全配慮区域」とし、災害リスクの内容や安全に配慮した居住方法の検討をお願いしています。
まちづくりに関する防災指針(PDF)(本紙参照)

□市民の皆さまにお願いしたいこと
◎雨水タンクや浸透雨水ますを設置したり、庭の緑化にご協力ください(氾濫を防ぐ・減らす)
雨水タンクを設置したり、水が浸み込むように庭を緑化すれば、大量の水が短い時間で流れ出るのを減らすことができます。
雨水タンク・浸透雨水ます 設置の補助金についての詳細は上下水道局ウェブサイト(本紙参照)をご覧ください。

◎ハザードマップや道路・河川等監視情報システムなどで情報を収集しよう(被害を軽くし早期復旧)
災害リスクや災害時の河川の水位状況などを見て、適切な避難行動をとれるようにしましょう。
現在の水位状況や雨量の確認は市ウェブサイトをご覧ください。

■東海豪雨など過去の災害を忘れず、市民の皆さま一人一人が取り組むことが大切
平成12年9月11日の夕方、雨が強くなりパトロールを開始しました。マンホールから水が噴水のように噴き出し、瞬く間に腰高まで浸水。東海豪雨です。私たちは日々大雨の被害を減らすための取り組みを行っていますが、行政の取り組みだけで水害をゼロにするには限界があります。雨水タンクの設置や防災情報の確認など、各ご家庭でも流域治水について考え、取り組んでいくことが必要です。
緑政土木局 河川計画課 大谷将之(おおたにまさゆき)さん

■土岐川・庄内川流域治水調査員自由研究入賞者の小学生が受賞や日頃の災害対策について市長に報告しました!
・川が氾濫したら、すぐ逃げられるように防災グッズなどを用意しています。
入賞者の松尾泰志(まつおたいし)さん
・日ごろから身の周りの危険な場所や頑丈な建物を確認しています。
入賞者の伊藤奈桜(いとうなお)さん入賞作品や今年度の募集、報告の様子は、市公式note(本紙参照)でご覧いただけます。

■共通事項
問合せ:緑政土木局河川計画課
【電話】052-972-2884
【FAX】052-972-4193

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