ページID:178958
東山動植物園は日本で初めてコアラがやってきた動物園です。
とてもかわいいコアラたち。実はその飼育・繁殖は簡単ではありません。
来園当時のエピソードやコアラの生態などを知ると、コアラをもっと好きになるかも!
開園時間:午前9時から午後4時50分
入園料:高校生以上500円
◎10月20日(日曜日)は無料
東山動植物園ホームページはこちら
【URL】https://www.higashiyama.city.nagoya.jp/
■市長からのコメント
コアラはナゴヤのシンボル。
希少動物のいのちを未来につなごみゃあ!!
名古屋市長 河村たかし
■コアラ初来日の軌跡-東山動植物園-
1980年:名古屋市とオーストラリア・シドニー市の姉妹都市提携が成立
1981年:平和公園(千種区)でエサとなるユーカリの栽培を開始
エサがなければ飼育できない!栽培したユーカリをオーストラリアに持っていきコアラが食べるか採食試験まで行いました!
1984年9月:コアラ舎が完成
1984年10月25日:コロコロとモクモク(いずれもオス)がタロンガ動物園(シドニー市)から東山動植物園に来園
(注)他2園にも同時来園
約3カ月は24時間観察、あらゆる行動を研究!
1984年11月:一般公開開始
公開初日には1キロメートルの観覧行列が!
1985年:ブルー(メス)が夕ロンガ動物園から来園
1986年:日本で初めてコアラ(メス:ハッピー)の繁殖に成功(父:コロコロ、母:ブルー)
これまでにオーストラリアから17頭が来園し、38頭もの赤ちゃんが元気に育ちました
現在:10頭(オス4頭、メス6頭)のにぎやかなコアラ舎に!
現在も録画で24時間観察し、体調や繁殖時期を把握
コアラ来園40周年特設サイトはこちら
【URL】https://higashiyama-action.jp/koala40th/
コアラたちの系統図も見られるよ!
■コアラの特徴
1.鋭い爪・個性的な手足
木の幹や枝をつかみやすい
2.おなかの袋
赤ちゃんは約2センチメートルと未熟な状態で生まれ、自力で母親の袋に入る
3.丸いお尻
枝の付け根や木の股にすっぽり収まる
■動物園の役割とは?
▽コアラは絶滅危惧種
かつて数百万頭いたコアラは現在30万頭以下といわれています。これには人間の暮らしが大きく関わっています。そんなコアラを、生息地であるオーストラリア以外で飼育・繁殖し、種を守っていく役割を東山動植物園は担っています。皆さまに、野生のコアラたちの現状を知ってもらうことも大切な取り組みです。
コアラが減少している主な理由:
・気候変動による大規模森林火災
・感染症(クラミジアなど)
・交通事故や犬などに襲われる
▽コアラ会議-国内の動物園と協力-
コアラ計画推進会議(通称コアラ会議)では、コアラを飼育する国内7園が集まり、飼育管理やユーカリ栽培の技術を共有し、繁殖計画についても話し合っています。
コアラの種の保存に貢献
<この記事についてアンケートにご協力ください。>