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【「ライフラインの要を守る!」】
行政と共に名古屋を支える人、行政で働く人を取り上げて紹介。
今年度は24時間名古屋のまちを支える仕事・活動をしている人をクローズアップ!
■今月号のチカラ
ゲリラ豪雨や巨大台風が頻発する近年!水害からまちを守る水防のお仕事
この方に聞きました!
緑政土木局 企画経理課(土木技師)藤井(ふじい)さん
現在、防災担当として災害時の対応マニュアルの作成や訓練の計画・実施を担う。
▽市民の命と財産を守る
平成23年9月に発生した台風15号。午後0時10分、当時守山土木事務所に勤務していた私は、野添(のぞえ)川(守山区)と庄内川の合流地点で水があふれ出した現場を目の当たりにしました。夕方には水位は低下したものの、翌日も大雨予報。これ以上の被害を防ぐために、職員約50人で深夜から翌早朝にかけて、土のうを作り、堤防道路に積む作業を実施。その後も、道路や河川のパトロール、危険箇所の通行止め、水路にたまった土砂の除去などに尽力しました。市民の命と財産を守るため、道路や河川の管理者であるという責任を持ち、これからも災害対応に当たります。
▽大雨注意報の段階から参集!災害に備える初動を大切に
私たちは、休日、昼夜問わず災害に備えています。日頃から、注意が必要な河川や浸水しやすいエリアを熟知し、少量の雨の段階から注視しています。中でも要注意なのが、道路のアンダーパスです。鉄道の下をくぐる道など、周辺より道路が低くなっているアンダーパスは、大雨時に冠水する危険性があります。大雨や台風の前になると、私たちは重点的に排水桝(ます)の清掃などを行っています。現地の道路情報表示板に「通行止め」と表示されている場合は、絶対に通行しないでください。
▽安全に防災情報の収集を
大雨のときに、河川などの様子を見に行くことは危険です。Web(ウェブ)で道路や河川の状況を確認できる道路・河川等監視情報システムを利用してください。
【URL】https://www.rdcamimage.city.nagoya.jp/public_smart/Default.asp
市公式noteでは緑政土木局職員の災害時の対応や訓練の様子を紹介!
【URL】https://nagoya-city.note.jp/n/n8587b81cbfbf
■風水害時、身にせまるリスクをイメージしましょう!
被害を減らすために、事前に適切な防災行動を知ることが大切です。
知識の備えにオススメ
風水害リスクシナリオを見れば危険が一目瞭然!!
▽リスク1 自宅が浸水しなくても安心できない!?
水道・電気などが止まる可能性があるため、備蓄物資は7日分程度用意する
▽リスク2 避難場所が混雑するかも!?
安全な親戚・友人宅、ホテルなどへの避難を検討する
▽リスク3 浸水した家電製品から出火するかも!?
家以外に避難するときは、ブレーカーを落とす
▽リスク4 スマホが通じるのは当たり前じゃない!?
災害時に開放されるフリーWi-Fi「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」を活用する
(注)セキュリティ対策が取られていないため、個人情報などの入力は避けてください。
■共通事項
問合:
(水防のお仕事、道路・河川等監視情報システムについて)緑政土木局企画経理課【電話】052-972-2454【FAX】052-972-4144
(リスクシナリオについて)防災危機管理局想定最大規模災害対策推進課【電話】052-972-4252【FAX】052-962-4030
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