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■お子さんやお孫さんは大丈夫?知っておきたいSNSの「闇バイト」
夏休みのアルバイトが盛んになるこの時期、軽い気持ちで始めて抜けられなくなる「闇バイト」の仕組みや、単なる飲食店のアルバイトだと思っていても条例違反となる「客引き行為等の禁止区域」について学んでみましょう!
■夏休みの恐怖話!?よくあるSNSの「闇バイト」の事例
(1)若者「おっ、荷物を運ぶだけで高収入だなんて、怪しくないかな?危険ならすぐやめればいいか。本人確認?学生証の写真を送信っと」
(2)電話口で若者に指示を出す特殊詐欺グループ「おばあさんから封筒をもらってきてくれ。」
おばあさんから封筒を受け取る若者「これってキャッシュカードじゃないのかな?」
(3)青ざめた表情で電話する若者「話が違います!辞めさせてください!」
特殊詐欺グループ「今更辞められない!顔も住所も分かっている!家族に危害を加えるぞ!」
(4)若者「詐欺とは知らなかったんです!」
警察官:「そんな言い訳通用しません。詐欺罪で逮捕します!」
▼いわゆる闇バイトって?
SNSやインターネットで、「短時間で高収入が得られる」などのうたい文句につられて応募し、特殊詐欺などの犯罪の実行役をさせられてしまう
○応募の時に注意する隠語
・「受け出し」「UD(ユーディー)」(受け子・出し子)
特殊詐欺の被害者から現金やキャッシュカードを受け取ったり、だまし取った現金をATMから引き出したりする
・「かけ子」
特殊詐欺の電話を掛ける
・「叩き」
強盗を行う
・「運び」
薬物など違法なものや詐欺でだまし取った金品を運ぶ
▼今はやりのSNSの「闇バイト」に巻き込まれるパターン
簡単には抜け出せない!
○SNSで接触
SNSなどで「おいしいバイト」のように募集された投稿に応募
「おいしいバイト」
楽をして稼げる仕事はない!肝に銘じましょう
「投稿」
アルバイトを検索するときは「高収入」「即日入金」「犯罪ではありません」などの言葉に注意
○アプリで指示
犯行グループから連絡が入り、以降、匿名性の高いアプリでやりとり
「匿名性の高いアプリ」
テレグラム・シグナル(注)などのインストールを指示されたら注意
(注)一定時間が経過すると通信履歴が消去されるなどの機能がある
○個人情報を要求
犯行グループに言われるがまま個人情報を送信
「個人情報」
個人情報の送信は絶対ダメ!
学生証などの写真をアプリで送信しない
○脅迫
犯罪行為への加担を拒否すれば犯行グループが個人情報を基に脅迫
「脅迫・抜け出せない」
勇気を持って家族・警察に相談を!
■お子さんやお孫さんのこんな「変化」に要注意
・金回りが良くなった
・見慣れないスーツを着ている
受け子をやらされている可能性あり!
・終始おびえている様子
個人情報を握られて脅されている可能性あり!
▼お子さんやお孫さんから「怪しいアルバイトに関わっているかも」と打ち明けられたら…
ヤングテレホン(愛知県警察少年相談窓口)
【電話】052-764-1611(祝日を除く月曜日から金曜日の午前9時から午後5時)または最寄りの警察署に相談
■えっ?これが条例違反に!?
知っているようで知らない客引き行為等の「禁止区域」
禁止区域で飲食店などの客引きをしていませんか?
▼市の条例でこんな罰則があります
・指導→勧告→命令に従わず、さらに違反した場合は50,000円の過料
・市ウェブサイトなどで氏名・住所を公表
禁止区域:名古屋駅・栄・金山地区
禁止区域には路面シートが設置されています
■共通事項
少しでも気になる行動があれば、「声掛け」をして「確かめる」ことが大切です!!
問合:スポーツ市民局地域安全推進課
闇バイトについて…【電話】052-972-3128
客引き行為等の禁止について…【電話】052-972-3099【FAX】052-972-4823
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