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自治体の皆さまへ

大雨に備えて

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埼玉県新座市

◆大雨が増えています
近年、前線の活発化による大雨に加え、気候変動やヒートアイランド現象などの影響で、ゲリラ豪雨による被害が増加しています。また、令和元年東日本台風(台風19号)など、大型化する台風による被害も激しさが増しています。
このような大雨により、市内でも床上・床下浸水や道路冠水被害が発生しています。これらの被害の多くは、下水道で雨水の排水が追いつかずに発生する内水氾濫によるものです。
雑木林や畑などの舗装されていない地表の減少は、雨水を溜めたり、浸透させたりする力を低下させます。また、舗装された道路や側溝などは、雨水の流れを速くし、短時間に降った雨水を集まりやすくしてしまいます。
このような都市化により、内水氾濫を引き起こしやすい環境にもなっています。

◆雨水管理総合計画
市内で発生する都市型浸水被害への対策のため、計画を定め、対策工事を実施しています。
この計画では、市内の地域ごとの特性や浸水被害状況に応じて区域を分け、一般区域では1時間当たり55.5mm、重点区域では60.5mmの降雨でも浸水を発生させないことを目標に定めています。雨水を溜めたり地中に浸透させたりする力を高める雨水流出抑制対策や、雨水の排水能力を高める雨水管・貯留管の整備などを組み合わせて目標を達成していきます。
令和4年度は、対策の第1弾として、県道さいたま東村山線(東北一・二丁目)の地下に、直径1.8m、長さ約314mの貯留管の設置工事を実施しました。雨水の貯留量は約800立方メートルあり、これは学校のプール2杯分に当たります。

◆こんな工事をしました
今回の工事で採用したのは、地下をトンネル状に掘り進んだ穴に下水道管を埋設する推進工法です。地面を上から掘って下水道管を埋めながら進む従来の工法に比べて、騒音や振動などの被害や、交通規制を最小限に抑えることができたため、周辺住民の皆さんへの影響を少なくすることができました。

◆雨水貯留管の仕組み
大雨で、雨水管の排水能力を超えた雨水を、一時的に貯める施設です。道路などの浸水を軽減させます。

◆汚水管に雨水を流さないで
新座市の下水道は、汚水と雨水を分けて排水する分流方式です。大雨のときなどに雨水が汚水管に流れ込むと排水能力を超えて、汚水桝やマンホールから汚水が溢れることがあります。
雨が降っているときに汚水桝を開けるなどして、汚水管に雨水を流さないようにお願いします。

■自分でできる、災害への備え
◇ハザードマップ
「新座市洪水・土砂災害ハザードマップ」は、洪水が起きた場合の浸水状況などを示したものです。基本的な見方・使い方を確認し、洪水浸水想定区域や避難経路などを把握しておきましょう。

◇マイ・タイムライン
川が氾濫しそうなときに慌てないように、「いつ」「何を」「誰が」をあらかじめ考えておきましょう。マイ・タイムラインに記入し、身近な場所に貼るなど、ご活用ください。
[警戒レベル一覧表]

◇避難所の状況確認(リアルタイムで)
災害発生時の避難所開設状況や各避難所の混雑状況を、「VACAN(バカン)」のウェブサイト上で確認できます。

◇浸水や土砂災害が想定される避難対象地域・避難所

※立教新座中学・高校は、立教大学の避難者の状況により必要に応じて開設します

問合せ:
下水道課【電話】048-477-4928
危機管理室【電話】048-477-2502

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〒104-0061 東京都中央区銀座3-4-1 大倉別館ビル5階

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