令和4年度決算・財政状況と令和5年度上半期執行状況を報告します(3)

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日本一元気な健康都市おおぶを目指して

■令和4年度に実施した大府の主要施策
さまざまな事業の中から、新規施策や主要施策の一部を紹介します。

○持続可能なまちづくりを推進
令和4年度は、本市のまちづくりの指針である第6次大府市総合計画の3年目に当たり、新型コロナウイルス感染症やエネルギー価格・物価高騰への対策を講じ、ウィズコロナ・ポストコロナの時代に合った施策を着実に進めた年でした。
国の方針に基づき、新型コロナワクチンの追加接種やオミクロン株対応ワクチンの接種などに迅速に対応しつつ、物価高騰に直面する市民や事業者の生活を守るため、水道基本料金の無償化、保育園や小・中学校の給食材料費高騰分の支援、農業者や中小企業に対する補助など、本市独自のきめ細かな支援を展開しました。
市民の皆さまが安心して健康的に生活できるよう、子ども医療費の対象拡大、「バイオリンの里おおぶ」「ゼロカーボンシティ」の実現に向けた取り組みなど、ハード・ソフト両面からさまざまな事業を実施しました。
本市の長年の悲願でありました市内への警察署の誘致について、愛知県知事による「市内への警察署新設に向けた検討開始」の発表を受け、直ちに庁内に推進チームを発足し、県への協力体制を確保したほか、平和都市宣言を行った自治体として、母国からの避難を余儀なくされたウクライナの皆さまへの人道的な支援についても積極的に取り組みました。
これからも、「ファーストワン(先駆性)」「オンリーワン(独自性)」「プラスワン(付加価値性)」の理念の下、「いつまでも　住み続けたい　サスティナブル健康都市おおぶ」の実現に向け、各種施策を着実に進めてまいります。
大府市長　岡村秀人

◆魅力あるまちへの整備
○横根立会池公園の整備…1億6729万円
洪水調整機能を持つ横根立会池を親水空間として利用できるよう、外周を周回できる園路や多目的広場を有する公園として整備しました。

○公立保育園の整備…7億5583万円
吉田保育園・米田保育園を統合した地域の拠点となる新たな吉田保育園を馬池町地内に整備し、令和5年4月に開園しました。

○「バイオリンの里」実現に向けた取り組み…635万円
全ての市民がバイオリンに親しめるよう、野外クラシックコンサートをはじめ、ロビーコンサート、保育園での音楽会、小学校での音楽教育などを行いました。

○eスポーツルームの整備…1602万円
eスポーツを通じた高齢者の健康増進や多世代交流を図るため、国のデジタル田園都市国家構想推進交付金を活用し、石ケ瀬児童老人福祉センターにeスポーツルームを整備しました。

○ゼロカーボンシティの推進…3569万円
環境性能に優れた次世代自動車の購入費補助制度の創設をはじめ、市民・事業者向けセミナーの開催、市民によるエコアクションの推進に取り組みました。

◆子どもが輝く未来への応援
○子ども医療費助成対象の拡大…1000万円
中学校卒業後から18歳になる年の年度末の子どもについて、入院は無料、通院は1割負担となるよう、令和4年10月から助成対象を拡大しました。

○子育て世帯への支援…3億60万円
物価の高騰による影響が大きい子育て世帯を支援するため、国・県による給付金を迅速に支給したほか、市独自の給付金を支給しました。

○こども未来応援金の創設…7650万円
妊娠期から出産・子育てまで、一貫した相談支援の充実を図るとともに、経済的支援として「大府市こども未来応援金」を創設し、支給しました。

○算数・数学の学力向上への取り組み…23万円
算数・数学に興味や関心を持ち、学力向上を図ることができるよう、小・中学生を対象とした公民館講座の開催や数検の3級以上の検定料補助を行いました。

○ヤングケアラー支援の実施…211万円
家事や家族の世話を日常的に行っている「ヤングケアラー」を早期に発見し、必要な支援を提供できるよう、県の委託を受けたモデル事業を行いました。

◆市民に寄り添う支援
○スマート農業の推進…1993万円
農業者の労働力不足などの課題に対応するため、国のデジタル田園都市国家構想推進交付金を活用し、スマート農業用機械の導入を支援しました。

○コミュニケーション手段の利用促進…180万円
テキストファイルを点字印刷できる点字プリンターを市役所に設置したほか、パソコン要約筆記の体験講座や災害用コミュニケーションボードの作成を行いました。

○成年後見制度利用の促進…1592万円
福祉総合相談室に成年後見センターを設置し、相談窓口の開設、制度の広報・啓発、後見人への費用助成、法人後見受任体制の整備などを行いました。

◆新型コロナ・物価高騰への対策
○新型コロナワクチンの接種…3億3217万円
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、市内の医療機関などと連携し、接種を希望する方への円滑かつ迅速な接種を行いました。

○地域の福祉活動の支援…280万円
地域における支え合い活動を実践する団体に対して、エネルギー価格や物価の高騰による影響を緩和するため、活動に要する経費を補助しました。

○市内事業者への支援…9397万円
農業者に対する出荷用資材などの購入や中小企業に対する省エネルギー設備の投資を補助したほか、市内の消費を喚起するため、プレミアム付商品券を発行しました。

○水道基本料金の半年間の無償化…1億9643万円
エネルギー価格の高騰に伴う光熱費上昇の影響を緩和し、市民・事業者を支援するため、令和4年9月検針分から半年間の水道基本料金を無償化しました。