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自治体の皆さまへ

誰一人取り残さない 不登校支援(2)

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愛知県大府市

■SUPPORTERS
ー支援者インタビューー

○不登校支援の黒子 全体を見ながらサポートしています
親子の関わり方について悩む保護者との相談を主に行っています。対処法を次々に出すのではなく、親子が力をつけられるようアドバイスしています。最終的には、スクールカウンセラーがいなくても、先生と保護者と生徒が協力して、問題解決していることが理想です。そのため全体を見ながら、周囲のサポートができるよう支援しています。
SOSを出せる相談機関や資源は、市内にたくさんあります。困り果てる前に相談してみようかな、確認してみようかなと、SOSを出せる場がありますので、ぜひ活用してください。そうすることで、保護者の皆さんも安心して過ごせますし、子どもの安定した育ちにつながると思います。
スクールカウンセラー 平間真由子さん

○子どもの絶対的な味方 一緒になって考え、寄り添う存在
長期欠席に悩む子どもや学校にうまくなじめない子どもを対象に面談を行い、一緒に解決方法を考え、周りに働き掛けて環境の調整をしています。
ワーカーとしての目標は、子どもの自立と社会参加です。その子自身が自分らしく生きていけるよう、子どもの人権を第一に尊重して支援しています。今の子どもたちが抱えている悩みは複雑化しているので、学校の中では解決が難しくなっています。そこで、福祉的な視点を持つワーカーが介入することで、解決方法の幅が広がります。子どもや保護者、先生にとって、一緒に考えてくれる存在がいて、助けてもらえる場所があると知ってもらいたいです。
スクールソーシャルワーカー 山田誠さん、丹羽弘菜さん

○新たな居場所 安心して気持ち良く過ごしてほしい
教育支援センター「レインボーハウス」では、学校に行けなくなってしまった小・中学生が通所し、午前は勉強、午後はみんなでトランプやDVD鑑賞、スポーツなどを行っています。学年を超えた交流ができ、子どもたちにとって学校とは違う居場所になっています。さらに、毎日専門家によるカウンセリングができるのも強みです。日々の悩み事や困り事も気軽に相談できます。レインボーハウスには、「生活リズムをつくるため」「人との関わりをつくるため」など、目的を持って利用してもらえたらと思います。レインボーハウスで心のエネルギーをためて、ちょっと学校に行ってみようと思ってもらえるとうれしいです。
長期欠席者教育支援推進員 蟹江修さん

○いつもそこにいる人 子どもたちのそばで見守ります
登校できるけど教室に入ることが難しい生徒や、一日の授業全てを教室で受けられず、一時的に気分を変えて学習したいという生徒が利用する校内教育支援室「ほっとルーム」で、毎日子どもたちを見守っています。
大人でも月曜日は仕事に行きたくないと思うことがありますし、知らない人ばかりのところは不安だと思います。そのときに知っている人がそばにいると少し安心できると思うので、身近な存在として、「ほっとルーム」で見守っています。学校には、たくさんの支援者がいます。何か小さなことでも困り事や悩み事があればいつでも話してください。
校内教育支援室支援員 宮田晴子さん

○学校とのつなぎ役 自分らしく過ごせるよう支援します
長期欠席になっている生徒に中学校まで足を運んでもらい、相談を受けています。悩みは、外からでは分かりません。誰かに話して、助けてもらうことで心は少し楽になりますので、早めに助けを求めてください。保護者の皆さんは、学校にお子さんが通えなくなるとすごく悩まれると思います。学校に行けないことは、決して悪いことではありません。
初めて自分の心が整理できなくなったことを行動として表わしているので、一度向き合ってください。明るい未来は必ず訪れます。悲観せず、ぜひ相談してほしいです。若い世代の皆さんが、自分らしく過ごすことができるようになれたらと思います。
心の教室相談員 時安利栄さん

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