■大府市長 岡村 秀人
明けましておめでとうございます。市民の皆さまにおかれましては、健やかな新年を迎えられたことと、お喜び申し上げます。
昨年を振り返りますと、5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が5類に移行し、3年以上続いた新型コロナウイルスへの危機対応が大きな転換点を迎えました。本市では、コロナ禍を「オール大府」で乗り越えた経験をまとめた『No Rain No Rainbow 大府市新型コロナウイルス感染症対策記録誌』を発刊しました。未曽有の危機に立ち向かった経験と教訓を次世代に引き継ぎ、今後のまちづくりに生かしてまいります。
さて、市政に目を移しますと、物価高騰が家計や企業活動に大きな影響を及ぼしていることから、経済対策として市独自に「水道基本料金の無償化」「プレミアム付商品券の販売」「小・中学校、公立保育園の給食費高騰分の公費負担」など、さまざまな施策を実施してまいりました。今後も市民の皆さまの生活を守り抜くため、必要な施策をスピード感を持って展開してまいります。
次に、子育て支援策では、国の政策と連携し、子育て支援のさらなる充実を図るため、本市独自の「おおぶこども輝く未来応援八策」を新たに策定しました。この加速化事業として、10月から産前・産後サポーターの派遣事業や多胎児の一時的保育サービスの拡充などを実施し、新たな施策として、今月(3学期)から、市内中学校の給食費の完全無償化も予定しております。また、こども家庭庁が目指す「こどもまんなか社会」の実現に向け、本市独自に「大府市こどもどまんなか応援サポーター宣言」をいたしました。宣言をきっかけに、子どもたちが自分らしく輝き、大人になっても健やかに暮らし続けることのできる未来の実現を目指してまいります。
文化面では、引き続き、鈴木政吉が思い描いたバイオリンの里の実現に向けて、市内全小学校でのバイオリンを使った音楽教育、大府みどり公園での野外クラシック音楽祭など、バイオリン関連の事業を実施してまいります。昨年、市ウェブサイト内に「バイオリンの里おおぶ」の特設ページを開設するとともに、7月には、歴史民俗資料館にバイオリンをテーマにした常設展示コーナー「大府バイオリン縁起」をオープンしました。皆さまもぜひ、歴史民俗資料館に足を運んでいただいて、大府と鈴木バイオリンの縁をたどっていただければと思います。
本年も「日本一元気な健康都市」の実現を目指し、市民の皆さまとともに、懸命に取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。本年が皆さまにとって、輝きに満ちた良い年になりますようご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。
■大府市議会議長 鷹羽 琴美
明けましておめでとうございます。市民の皆さまにおかれましては、輝かしい新春をお迎えのことと、心よりお喜び申し上げます。また、日頃から本市議会の運営に、格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
昨年4月に市議会議員選挙が執行され、6人の新人議員を含む19人の新たな顔ぶれで、議会をスタートいたしました。先輩方から引き継いできた伝統と新しい風を織り交ぜながら、市民の皆さまにとって、身近で開かれた議会となるよう、議員一同、努めてまいります。
私が議長に就任し、早くも半年余りが経過いたしました。引き続き、市民の皆さまの信頼と負託にお応えできるよう、決意を新たにしているところでございます。
さて、昨年5月には新型コロナウイルスが感染症法上の5類となり、それに伴って、人も、まちも、くらしも、活気を取り戻してまいりました。多くのイベントや事業が、感染対策のための制限を解除して開催され、産業文化まつりや大府シティ健康マラソン大会のほか、大相撲大府場所の開催も3年越しで実現し、多くの方でにぎわったことは大変うれしく思います。
昨年は、岩手県遠野市や長野県王滝村、新たに協定を締結した長野県木曽町、姉妹都市提携30周年を迎えたオーストラリアのポート・フィリップ市や大韓民国の洪城郡(ホンソングン)など、県外・国外の各都市との交流もコロナ禍前のように積極的に行われ、連携や協力体制を強める機会を多く持つことができたことも、大変印象深く感じています。
しかしながら、全てが元通りになったわけではありません。この4年間に及ぶコロナとの闘いで得られた教訓を決して風化させることなく、今後に生かしてまいりたいと思っております。
エネルギー価格・物価の高騰など、コロナ禍やロシア・ウクライナ情勢による影響もまだ続くことが予想されますが、私たち市議会といたしましては、市民の皆さまの期待に応える行政運営を支え、若者・子育て世代から高齢者まで、全世代の市民の皆さまが、「住んでよかった」「ずっと住み続けたい」と思える、持続可能な「健康都市おおぶ」の実現に向けて、さらに尽力してまいる所存です。
結びに当たりまして、本年が皆さまにとって、実りある、幸多き1年となりますよう、心よりご祈念申し上げまして、年頭のごあいさつといたします。
本年もよろしくお願い申し上げます
令和六年 元旦
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