■『画竜点睛』
令和6年から仕事始め式を廃止し、書き初めを披露する場がなくなりましたので、今年はこのコーナーで紹介します。これまで書き初めは、干支(えと)にちなんだ四字熟語を書いてきました。亥(いのしし)年の2019年は「猪突前進(ちょとつぜんしん)」、子(ねずみ)年の2020年は「令狸執鼠(れいりしっそ)」、丑(うし)年の2021年は「虎視牛行(こしぎゅうこう)」、寅(とら)年の2022年は「大賢虎変(たいけんこへん)」、卯(うさぎ)年の2023年は「兎走烏飛(とそううひ)」でした。今年の干支は「辰(たつ)」なので、「画竜点睛(がりょうてんせい)」という言葉を選びました。「竜(りょう)を画(えが)いて睛(ひとみ)を点ず」と訓読します。中国六朝時代、梁(りょう)の絵の名人・張僧繇(ちょうそうよう)が竜の絵を描き、「睛を入れればたちまち竜が飛び去る」と言い、睛を描かなかったのです。人々はこれをうそだと言い、無理やり睛を描き入れさせたところ、睛を入れた竜がたちまち天に昇っていったという故事に由来する言葉です。今年は、物事を完成するために最後に加える大切な仕上げであり、物事の最も肝要なところである、「睛」を意識した行政経営を行っていきたいと考えています。
日本一健康なまちへ!!
大府市長 岡村秀人
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