■『万事塞翁馬(ばんじさいおうがうま)』
1月6日に愛三文化会館で開催された文化協会子ども書初め大会の表彰式が、13日に行われ、市長賞を山口凛花(りんか)さん(高1)に授与しました。今年の高校生の課題語句は「万事塞翁馬」。この言葉は、私が高校生の頃に漢文の授業で初めて出会った言葉で、今でも心に残っています。「あるとき塞翁が飼っていた馬がとりでの外に逃げ、それを隣人が慰めると、塞翁は『そのうち良いことがある』と答え、やがて逃げた馬が良馬を連れて帰ってきた。隣人が祝うと『いずれ災いが来よう』と言った。すると塞翁の息子が落馬し、足が不自由になった。隣人が同情すると『これもいずれ福となる』と答え、その通り、息子は徴兵を免れた」という中国の故事から生まれた言葉です。新年早々、国内では能登半島地震や航空機事故が起こり、市内でも火災や交通事故などで人が亡くなるという痛ましい出来事が起きています。28日の七福神めぐりの際に引いたおみくじは中吉で、「初めに心配ごとはあるが、あとは良くなる」とありました。「万事塞翁馬」。いずれ幸運が訪れることを信じ、前向きな気持ちを保つようにしたいです。
日本一健康なまちへ!!
大府市長 岡村秀人
市長の一言のバックナンバーは、市ウェブサイトでご覧いただけます。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>