■フラダンスで感動を与えたい
和田山 心優(みゆう)さん(15歳)
2023年、日本のフラダンサー支援・才能の発掘を目的に開催されたプロジェクト「『The HULA DANCER in IAPANA』日本のフラ復興動画」で全国64組の中から3位の点を獲得し、動画への出演権を得た和田山心優さん(15歳)。公開されたフラダンス動画を見た方から賛辞の声が多数寄せられています。
小学1年生の時、同級生に誘われてフラダンス教室に通い始めた和田山さん。「初めてフラダンスを見て、踊っている姿がかっこよくて、衣装もかわいくて、やってみたいと思いました」と当時を振り返ります。
これまでに『名古屋ハワイフェスティバル』や『空フラハワイinセントレア』などに出演し、実力を付けてきました。しかし、新型コロナウイルスの影響でイベントやコンクールは減少し「コンクールに挑戦したくても挑戦できずにいました」ともんもんとした日々を過ごしていました。そんな時、フラダンス教室の先生から對馬(つしま)健太郎さんの日本のフラ復興動画プロジェクトを紹介されます。「コロナ禍で衰退した日本のフラを復興させたいという對馬さんの思いに共感しました。私も同年代の子にフラダンスに興味を持ってもらいたいと思っていました。SNSで応援してくれているスパリゾートハワイアンズを通して出会った福島県の皆さんに、自分のフラダンスを動画で届けたいと思い、参加することにしました」と話します。第一次審査を経て、第二次審査では、3人の審査員がエントリー動画を審査します。その結果、3位に選ばれ、フラダンス動画とインタビュー動画が制作されました。「実際に動画を見た同級生が、フラダンスを習い始めてくれて、うれしかったです。福島の方たちも見てくれて『感動した』『元気が出た』『涙が出た』などのコメントをもらい、私も元気づけられました」と喜びをあらわにします。この経験から「自分のフラダンスで人に感動を与え、勇気づけられる人になりたい」という思いが芽生えます。
「高校生になったら、全日本フラ選手権やフラガールズ甲子園などに出て、優勝したい」と話す和田山さん。「フラダンスは、人数が多いほど魅力的になります。フラガールズ甲子園は団体戦なので、フラダンスをもっとみんなに知ってもらい、仲間を増やして、挑みたい」と新しい夢に向かって挑み続けます。
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