■ずっと住みたい
国際交流員 Adam Simmonds
今回は、2024年8月17日に愛知県で開催された「外国人県民による多文化共生日本語スピーチコンテスト」一般の部で39人の中からトップの最優秀賞に輝いた横根町のユダ・エラシャさん(32歳)を紹介します。
ユダさんはインドネシアの首都ジャカルタの隣町・ブカシ市の出身で、2017年に初めて来日しました。研修生として福岡県に3年間滞在して一度帰国しましたが、2023年に技術者として再び来日。同年6月、大府市に転入しました。日本語の勉強を開始したのは、研修生になる半年前のこと。寮付きの日本語学校は、1週間でひらがなとカタカナをマスターしなければならないほど過酷なコースでした。その後も日本語力を高めようと努力を続け、市国際交流協会の日本語教室で勉強を始めました。学び進めるうちに「日常会話だけでなく、スピーチに挑戦して日本語力を磨きたい」と新たな目標が生まれたといいます。このコンテストでは、予選を通過した参加者のレベルの高さに圧倒され「まさか私が最優秀賞を取ると思わなかったけど、うれしかった」と当時の喜びを振り返ります。
最近、ユダさんの奥さんと3歳の息子も来日し、家族3人での暮らしを開始しました。「自転車でも買い物に行けて、生活しやすいのが大府の魅力」と語るユダさん。将来の夢は「大府にずっと住み続けたいです。息子を日本の小学校・中学校・高校に行かせたいですね」と笑顔を見せていました。
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