■大府市長 岡村秀人
明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、健やかな新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
昨年3月の選挙で信任を頂き、4月13日から市長として3期目のかじ取りが始まりました。本市のさらなる発展と市民福祉の向上のため、全力で職責を全うしているところです。
市政に関しましては、自分らしく幸せに生きる理想の高齢者を「幸齢者(こうれいしゃ)」と定義付け、生き生きと活躍し安心して暮らせるよう、本市独自の「おおぶ活き活き幸齢者応援八策」を新たに策定しました。この八策に基づいた施策として、9月には、認知症の人が一人で歩いているときや困っているときに、見守りや援助を受けやすくなるよう、全国初の「認知症ヘルプマーク」を制作しました。11月には、本市が舞台の認知症をテーマとしたドラマ『忘れっぽいハムレット』が放映され、認知症の人にやさしいまちづくりが全国に発信されました。そして、平成29年12月に全国初の「大府市認知症に対する不安のないまちづくり推進条例」を制定して以来、重点的に養成してきた認知症サポーターは2万4千人に達し、現在3万人を目指して尽力しています。
都市間交流では、韓国の洪城郡(ほんそんぐん)と姉妹都市協定を締結しました。洪城郡とは、WHOが提唱する健康都市連合の加盟都市というつながりをきっかけに、首長の相互訪問やK-POPダンスによる青少年交流事業などを行ってきました。今後は、文化やスポーツ、農業などに交流の幅を広げ、関係を深めてまいります。
まちづくり全体では、4月に人口戦略会議が発表した『地方自治体「持続可能性」分析レポート』で、全国の自治体のうち、わずか4%の自立持続可能性自治体に、本市が分類されました。11月には、日本最大級の政策コンテスト「マニフェスト大賞」で、ローカル・マニフェスト部門の優秀賞を受賞しました。これまで進めてきた政策が評価を受けたことに喜びを感じるとともに、さらに本市を発展させていきたいと決意を新たにいたしました。
本年も「日本一元気な健康都市」の実現を目指し、まちづくりに懸命に取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。本年が皆さまにとって、喜びに満ちた年となりますようご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。
■大府市議会議長 鷹羽琴美
明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、輝かしい新春をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。日頃から市議会の運営に格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
全国的には、少子高齢化により人口が減少する市町村が多い中、本市は市制施行以来、人口が増加し続けています。これは、こどもを産み育てやすい環境の整備など「住みよいまち」を築き上げてきた先人たちの不断の歩みによるものと思います。市議会は、人生100年時代にふさわしく誰もが生き生きと活躍し、心豊かに安心して暮らし続けることができる地域共生社会の実現と、こどもたちが自分らしく輝き、大人になっても健やかに暮らし続けられる未来の健康都市おおぶの実現を目指し、皆さまが「いつまでも住み続けたいまち」と思えるよう、本市独自のさまざまな取り組みを後押ししているところです。
さて、本市は今年9月に市制55周年を迎えます。本年が新たな一歩を踏み出す記念すべき節目の一年となりますよう、市議会としても皆さまと一緒になって盛大にお祝いし、飛躍・発展できる一年にしていきたいと思います。
近年は、ライフスタイルの多様化や少子高齢化の進展など、市民生活を取り巻く社会環境が変化し、複雑化する地域課題や市民ニーズに対応するため、地方自治体にはよりきめ細かな行政サービスが求められています。こうした中で、地方議会の役割もますます重要になってきていると感じています。これまで市議会では、地方議会としての責務を着実に果たすべく、19人の議員で常に改善改革の精神をもって議会運営に取り組んでまいりました。今後も時代の変革を的確に捉え、二元代表制の一翼を担う市議会が皆さまに代わり、執行機関を監視・評価するとともに、市政の最終意思決定機関として責任を果たしてまいります。そして、皆さまには市議会に関心を持っていただき、皆さまの声を市政に反映させられるよう、広く開かれた議会を目指して引き続き尽力してまいります。
結びに当たりまして、本年が皆さまにとってさらなる飛躍の年になるとともに、幸多き、明るい一年となりますようご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。
本年もよろしくお願いいたします。
令和七年 元旦
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