■『一年の計は元旦にあり』
今年の正月は、昨年の元日に能登半島地震が発生し、被災地に本市の消防職員を派遣したことを思い返しながら、平穏に迎えられると思っていましたが、元日の夜に職員から「常滑市内の養鶏場で鳥インフルエンザを疑う事例が確認された。陽性であれば卵などの移動が制限され、本市にも影響が及ぶ」との連絡がありました。翌日、遺伝子検査で陽性が確認され、県から飼育する採卵鶏の処分を始めることが発表されました。これにより当該養鶏場の周辺だけではなく、米田地域を含む半径3~10km以内の農場は卵などの搬出が制限されることになり、家畜伝染病防疫対策本部第1非常配備の態勢をとるという想定外の正月となりました。この地域に大きな被害をもたらした三河地震から80年目、東海豪雨から25年目を迎えました。南海トラフ巨大地震の発生リスクも高まっています。災害はいつ起こるか分かりません。自然災害に加えて、新たな感染症、外国からの武力攻撃などにも的確に対応することが求められます。危機事態が発生した場合、これを乗り越えられるかどうかは首長の判断にかかっていると言われています。「一年の計は元旦にあり」。新年を迎え、あらゆる危機を念頭に置いて危機管理に取り組む必要性を再認識したところです。
日本一健康なまちへ!!
大府市長 岡村秀人
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