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三星元人市長からのメッセージ

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愛知県安城市

■我が国が直面する最大の危機『少子化』を考える
少子化が止まりません。かつて本市では年間2000人の子どもが生まれていましたが、昨年には1500人を割り込んでしまいました。生まれる子の数が減り続ければ、当然、将来の生産年齢人口が減少していきます。社会の担い手、高齢者の支え手が細り、まちの活力がそがれていくことになるでしょう。
少子化は、若者の将来にわたる経済的不安が最大の要因とされます。出生数を上向かせるためには、若い人達が安心して結婚し、出産、育児に向き合えるよう、雇用と収入の安定を確保できる社会にしていかなければなりません。ですから、将来性ある地元企業を支援するとともに、交通インフラ整備、企業立地を推進することにより、産業を振興し、地域経済をさらに活性化させていくことが、少子化に歯止めをかけるための根本的な政策と考えています。
そしてもう一つの柱が、子育ての負担軽減です。妊産婦を孤立させない伴走型支援、男性の育児負担割合の改善、必要な時に安心して子どもを預けられる保育環境づくり等です。
ただ、これらの政策は事業成果が現れるまで時間を要するため、まずは子育て世代の経済的負担を和らげるための施策を実行していきます。
はじめに、今年の2学期から小中学校の給食費を無償化します。また来年度には、第2子以降の低年齢児保育を無償化するとともに、高校生世代の医療費を無償化(現在は入院費のみ無料)する予定です。
以上のとおり、国・県が打ち出す対策と本市独自の取組みにより、総合的に少子化対策を進めることで、事業効果が発現され、本市が豊かで暮らしやすいまちとして発展し続けられるものと確信しています。
子ども達は、未来の安城市を担ってくれる、地域の宝です。子どもへの投資は、長期的には社会に活力をもたらすものであり、社会全体で負担することが望ましいと考えます。今60歳以下の皆さんは将来、ほぼ間違いなくこれから生まれてくる子ども達に支えられることになるのですから。
※記事の詳細は市HP(本紙QRコード)参照。

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