令和5年度の決算の概要や市の財政状況をお知らせします。
「安城市のお財布の中身を見ていこう!」
■令和5年度決算
○健全財政を維持しつつ、物価高騰対策や新たな施策を実施
賃上げ等により緩やかに経済が回復した一方で、物価上昇により生活面において厳しい状況が続いた中、速やかに補正予算を編成し、市民生活の安定と地域経済の成長の実現に向けて様々な対策を講じてきました。第8次総合計画の最終年度として、「健康」「環境」「経済」「きずな」「こども」に基づいた施策を着実に実施しながら、給食費無償化等の新たな施策を展開しました。
◆一般会計
○収支は57億円の黒字になりました
一般会計とは、福祉や教育、道路整備等、行政の基本的な事業を行うための会計のことです。令和5年度は、歳入752億円余(前年度比2.4%減)、歳出695億円余(同3.6%減)となり、収支は約57億円の黒字となりました。
○市の支出を市民一人当たりに換算すると
※令和6年3月31日時点の人口18万8010人で算出。
民生費:医療・福祉・子育て支援等 15万5140円
教育費:学校・社会教育、スポーツ振興等 5万3698円
土木費:道路や公園等の整備 4万1783円
総務費:基金への積立、庁舎の管理等 3万9216円
衛生費:保健衛生、ごみ処理等 3万6754円
その他:4万3555円
支出合計:37万146円
市民1人当たりの市の貯金残高:15万8046円
市民1人当たりの市の借金残高:7万8085円
■令和5年度に取り組んだ主な事業
○ケンサチeフェス事業
若年層のデジタル人材育成と高齢者のフレイル予防を目的とし、ユニバーサルスポーツとしての特性を活かした「ケンサチeフェス」や「eスポーツ体験講座」を開催しました。(事業費580万円)
○屋外体育施設管理事業
利用者の利便性の向上とともにスポーツへの関心や健康増進に対する意識の向上を図るため、総合運動公園内における野球場の夜間照明の更新や、3×3バスケットボールコートを設置しました。(事業費3億2045万円)
○シェアサイクル事業
24時間利用可能な電動アシスト付き自転車によるシェアサイクルを開始し、移動交通手段の充実を図りました。(事業費1375万円)
○シティプロモーション事業
令和5年に放送された大河ドラマ「どうする家康」を活用し、家康公ゆかりの地である本市の魅力や観光名所をPRするイベント等を行いました。(事業費5343万円)
○地区防災計画策定支援業務
災害が発生した際の地区の課題について、地区住民等で話し合い、実際に取り組むべき対策や訓練を企画する地域防災計画の策定を支援しました。(事業費273万円)
○安城プレミアムポイント還元事業
物価高騰の影響を受けている市民生活の支援、地域経済の活性化を図るため、対象となるコード決済サービスで決済した金額の最大25%のポイントを還元するキャンペーンを実施しました。(事業費1億7385万円)
○プラスチック資源再商品化(プラスチック資源一括回収)事業
家庭から排出されるプラスチック資源の一括回収を開始し、再商品化による資源リサイクルの推進と環境負荷の低減を図りました。(事業費8726万円)
○小中学校給食費無償化事業
子育て世帯の負担軽減を図るため、9月から小中学校の給食費の無償化と特別支援学校等へ通う児童生徒の保護者へ給食費相当額の補助金を支給しました。(補助金に関する事業費1243万円)
○小中学校施設改修事業
校舎等建物や設備機器等の延命化・機能保全と機能向上を目的とした修繕・改修工事を実施しました。(事業費16億4534万円)
○出産・子育て応援交付金給付
出産準備金・出産後支援金を支給し、妊娠期から出産・子育て期までの伴走型相談支援の充実と経済的支援を一体的に実施しました。(事業費1億4185万円)
問合せ:財政課
【電話】71-2275
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