12月3日~9日は障害者週間です。障害福祉への関心と理解を深めるとともに、障害のある人の、あらゆる分野での活動参加の意欲を高めることを目的として設定されました。
■手話言語条例制定記念講演会~手話があたえてくれるもの~は大好評でした!
国際舞台で活躍する、ろう者の那須映里(なすえり)氏をお迎えし、耳の聞こえない人を取り巻く困難をポジティブに考えることや、世界共通の手話である国際手話に関すること等、わかりやすく講義をしていただきました。
■もっとお話聞かせて! 那須さんにインタビュー!
Q:民放ドラマやNHK等、様々なメディアで活躍されている那須さん。テレビ業界での手話への理解や対応をどう感じましたか?
A:理解が進んでいるところと、まだ壁を感じるところと、様々だなと感じました。番組を制作するときに、ろう者を交えて作り上げよう、という考え方に変わってきている部分も感じました。
Q:日常生活で手話に対する理解が進んでいないと感じることはありますか?
A:病院受診の予約をしようとした際に、病院から「手話が使えるスタッフがいないので受診できない」と言われたことがあります。手話通訳の派遣制度を利用すれば意思疎通はスムーズにできますが、その制度を知らない病院もあるようで、理解が進んでいないところがまだ多いと感じることがありました。
Q:NHKの番組で、最近、口を動かさずに手話をする場面を見かけますが、口を動かして手話をする方法から変化があったのでしょうか?
A:口を動かさなくなったわけではありません。近年、手話が言語と認識されるようになり、日本語の口の動きに合わせた手話ではなく、手話に口の動きを合わせる、という考えが広がってきたためです。
Q:耳の聞こえる人が、手話にもっと親しみを持てるようになるにはどうすればよいでしょうか?
A:新しい世界を開く気持ちでろう者に話しかけてみてほしいです。手話がわからなくても、まずは目を見て筆談やチャットで接してみてください。ろう者や手話の世界は深くて面白いです!
Q:聴覚障害の人が勇気を持てるようなメッセージをお願いします!
A:「やらない後悔よりやる後悔!」でチャレンジ!
■ハートとハンドでつながろう!〔特別号〕
手話で楽しくコミュニケーション
那須さんとその仲間達にも出演いただき、各国の「ありがとう」の手話を紹介しています。手話も国によって表現が異なります。ぜひ覚えましょう!
※二次元コードは本紙をご覧ください。
問合せ:障害福祉課
【電話】71-2225
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