■第9次安城市総合計画がスタート
4月は、さまざまなことが始まる時期です。各種行政計画も年度当初を始期とするのが常であり、特に今年度は、第9次安城市総合計画がスタートします。
この総合計画は、安城市の自治体経営の最上位に位置付けられる計画であり、子育てや学校教育、福祉、産業、都市計画等、行政が携わる全分野が共通して目指す方向性を示すもので、計画の期間は8年間です。
総合計画は毎回、策定時における将来展望、社会情勢、市民ニーズ等から最もふさわしいテーマを選定しています。以前の第7次・第8次総合計画では、それぞれ「環境」「健康」を基本構想の中心に据えてきました。今回、第9次総合計画で掲げたのは「子ども」です。
前計画で目指した、市民が豊かさと幸せを実感できるまちの理念を継承しつつ、少子化に歯止めをかけ、本市の未来を次世代に引き継いでいく持続可能な社会をつくるため、子どもを核としたまちづくりを行っていくこととしています。よって、目指す都市像を「ともに育み、未来をつくる しあわせ共創都市 安城」としました。
なお、少子化問題に関しては、本紙令和5年10月1日号掲載のコラムに詳述していますので、ご参照ください。
社会全体で子育てを支援することで、子育て世代、すなわち若い人々が働きやすくなれば、生産性が向上し、地域経済が活性化します。そして豊かさの中で子どもたちが成長し、次世代につながっていく好循環が生まれれば、そのうねりは地域全体に活力をもたらし、みんなの豊かな暮らしへと波及していきます。
つまり、子どもにやさしいまち、子育てしやすいまちは、すべての世代にとって住みやすいまちなのです。
これから8年間、安城市はそのようなまちを目指していきます。
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