9月1日は防災の日です。地震が起きた時、自分の住まいは安全でしょうか。離れて住む家族の住まいはどうでしょうか。この機会に耐震化について話し合ってみましょう。
木造住宅耐震改修費補助金を使い、耐震改修を行った岩井さん夫婦にお話を伺いました。
○耐震改修を決断したきっかけは?
祖母が住んでいた築125年の住宅を相続したのですが、そのまま空き家にしておきたくないと思い、取り壊して新築するか、耐震改修をして残すかを検討しました。いろいろと業者へ相談するうちに、今ある立派な柱や梁(はり)を活(い)かしたいと思い、耐震改修という形を選択しました。
昭和20年に起こった三河地震を経験した住宅なので、次に起こる地震にも耐えながら、この先100年住むことができるようにと計画してもらいました。
○工事中に気になったことはありますか?
瓦屋根が劣化していたため、葺(ふ)き替える計画でした。実際に古い瓦屋根を撤去しているところを見て、たくさんの土が使用されていたことが分かりました。
能登半島地震では、屋根が重たく壁が少ない住宅が、つぶれたように倒壊していたので、屋根を軽くしたり、壁を増やしたりすることは大切だと思いました。
○耐震改修を終えた感想を教えてください
市の補助金を活用することで、施工業者だけでなく、市のチェックや検査を受けることができたのがよかったです。
古い家を壊したり建て替えたりするだけではなく、耐震改修やリノベーションをして古材を活かすということも、選択肢のひとつになればいいと思います。
■ブロック塀等撤去費補助金も活用しました
大谷石(おおやいし)やレンガ等の塀も対象です
○こんな補助金があります
・木造住宅の無料耐震診断
・木造住宅耐震改修費補助金(一般型、段階型、簡易型)
・木造住宅耐震シェルター等整備費補助金
・非木造住宅の耐震診断費・耐震改修費補助金
・瓦屋根改修費等補助金(瓦屋根診断・瓦屋根改修)
・ブロック塀等撤去費補助金
※詳細は市HP参照
○あいち耐震改修ポータルサイト
設計者や施工業者を探せます
問合せ:建築課
【電話】71-2241
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