■健全財政を維持しています
◇全項目で健全化基準をクリア
4つの健全化判断比率では早期健全化基準を、資金不足比率では経営健全化基準を下回っており、市の財政は健全であるといえます。
◇借:市債残高の推移
計画的な市債発行を行っています
市債とは、学校や福祉施設などを建設する場合のように、長期間にわたって多くの市民が利用することができ、多額の費用が必要なもののために、市が、政府・地方公共団体金融機構・銀行などから調達する長期的な借入金のことです。
一般会計・特別会計を合わせた令和4年度末現在高は、第3老人福祉センターの整備や小学校特別教室等空調機設置事業による借入などにより約93億円となり、前年度末より約2億円の減となりました。
※平成31年4月1日に公共下水道事業特別会計と農業集落排水事業特別会計が企業会計に移行しました。
◇貯:基金残高の推移
計画的に積み立て・活用しています
基金とは、特定の目的のために積み立てることで、後年度の財政負担を軽減し、計画的な財政運営を行うための貯金です。
財政調整基金や積立型基金など、全ての基金の合計残高は約265億円となり、前年度末より約9億円の減となりました。
これは、第3老人福祉センター、小牧南小学校の整備の際に、それぞれ積立型基金を計画的に取り崩したほか、新型コロナウイルス感染症対策に伴う諸事業を実施するため、財政調整基金を4億円取り崩したことによるものです。
◇~借入金を抑え健全財政に努めています~
「市債」は、単に赤字を補う借金ではなく、耐用年数が長く多くの市民の利用を見込む施設について、将来の市民も同様に利益を受けると考えられるので、現在の市民がすべて負担するのではなく、長期に分割して支払うことで、将来の市民にも公平に費用を負担してもらおうという制度です。
市では、適切な金額を借入れており、財政の規模に対する市債の借り入れ状況についての指標(地方債残高÷標準財政規模:令和4年度決算0.27)は県内第2位と、県内の他の都市と比較してもたいへん良好な数値となっています
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