小牧・長久手の戦い 豆知識 第十二回

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■神君家康公御勝利御開運之御陣跡

「御」の文字が3つも入っているこの言葉、江戸時代に小牧山のことを示すときに用いられたものです。意味は「君主家康を勝利に導いた開運の地」。
家康が陣を置き、小牧・長久手の戦いで戦った由緒ある小牧山が徳川家にとって、いかに重視されていたかがわかります。そして実際に江戸時代に入ると、小牧山は一般の入山が禁止されるなど、尾張徳川家により大切に保護されることになります。その結果、小牧山には現在でも当時の堀や土塁が多く残されているのです。
令和4 年9 月から連載してきました「小牧・長久手の戦い豆知識」は今回が最終回です。1 年間お読みいただきありがとうございました。