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自治体の皆さまへ

Kaomik+(カオミクプラス)

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愛知県小牧市 クリエイティブ・コモンズ

SDGsは、良いまちに向かうためのみちしるべ。市内のSDGsの取組を、SDGs取り組む方の「顔」が見える形でお届けします︕

今号のSDGs目標番号12
■vol+4.『着る』SDGs!
つくる・つかうものってたくさんありますよね。その中でも今回は「着る」に注目︕「着る」のさまざまな切り口から、ものを大切にするってどういうことかぜひ考えてみてください︕

■古いことって古くない!昔のことからいろいろ学べるんです。
[愛知文教大学]
市東部にある大学。今回は、平安文学・日本服飾史・有職故実を研究している、人文学部人文学科の畠山大二郎准教授にお話を伺いました。

▽この道に進もうとしたきっかけは?
中学の国語で習った「竹取物語」で古文のリズムや美しさを知り、高校に入ってからは図書館で古典文学をたくさん読みました。貸出カードにいつも名前があるライバルがいて、それが自分の高校の書道の先生だと高3になって知りました(笑)。卒業後は地元で働くつもりだったのですが、3者面談で大学進学をすすめられ、この道への一歩を踏み出すことになりました。

▽伝統的な衣服の魅力とは?
オシャレで工夫や理論がある点です。例えば、不思議な形をしていても着るとオシャレなんです。また、手仕事でできていて、着付けが必要であったり、自分で直すこともあったりと、服を着るまでの過程の中に人や自分が関わることも魅力です。

▽若い皆さんに伝えたいことは?
昔のことを知ると、今の考え方や常識、倫理観とは全然違うので、現代の固定観念から自由になれます。私も、思春期には悩みを古典に助けてもらいました。

■リユースの仕組みを、地域のコミュニティーづくりにつなげたい!
[さくらや小牧店]
学生服リユースに取り組むさくらや小牧店店長の安江千帆さんにインタビューしてきました!

▽さくらやをはじめたきっかけは?
夫が話を持ってきてくれたのがきっかけです。実は10年位前にさくらやをテレビで見て、こんな活動あるんだな、素敵だなと思っていたんですが、夫は私がさくらやのことを知っていることを知らなかったので、本当に偶然で。

▽取組の特徴は?
本当に必要な方に販売するために、購入される方に学生証とか、その学校に通うという証明を出してもらっています。

▽これから取り組みたいことは?
店舗の一部を使ったりして、小さい子のママ達がお茶しながら話せて、こどもも遊べるような、コミュニケーションの場づくりに取り組みたいですね。また、寄付いただいた不要な絵具セットやノート、鉛筆などの学用品を無償で必要な方にお譲りする取組を現在行っているのですが、ゆくゆくは譲渡会などもできたらいいなと考えています。

■SDGsもファッションも、だれかに「夢」を与えるきっかけ!
[Dream]
平均年齢20歳の、若者市民活動団体。SDGsを活用した事業を行っており、最近は古着ファッションショーも開催!代表の谷中香音さんにお話を伺いました。

▽Dreamの団体名に込めた想いは?
「夢」ってすごく素敵だと思うんです。なのに同世代の子たちが、理想はあるのに諦める人が多く、もったいないなと思ったんです。子どもや若者に夢を見つけるきっかけを作るため、「夢」を少しカッコ良く(笑)、英語の団体名にしました。

▽なぜ古着ファッションショーを?
私自身、芸能活動をしており、自分たちの特技やツテを活かしたイベントとして案が出ました。SDGsに興味を持ってもらうためにも、自分たちで服も作ろうと。テーマを「ジェンダー」「環境」「伝統」と決め、モデル自ら好きなテーマを選び、デザインを決めていきました。ファッションは、ステージに立って誰かを笑顔にできて夢を与える手段でもあるかなと!

▽今後の団体としての展望は?
みんなが社会に興味を持って、自分やまわりのために動く人が増える仕組みができたらと思うので、そういうきっかけを作れる団体になりたいです!

■今回ご紹介した方々のもっと詳しいインタビュー内容や、Kaomikについては本紙またはPDF版に掲載のQRコードよりご覧ください!

■「住み続けたい・働きたい」そんなまちの実現を目指してー
kaomik(カオミク)は、SDGsの視点から『こまきの人の魅力』を中高大学生に伝えるフリーマガジンです。
お互いを知り、つながることができるきっかけとなれるような素敵な情報を、小牧市内外を問わず広くお届けします。

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