■令和5年度 決算状況
市は、新しい年度が始まる前に、あらかじめ税金などの収入と行政サービスに使う支出の金額を見積もって、市長が「予算」案を作ります。
その案は、毎年3月に市議会で審議され決定します。
最終的に予算がどう使われたかを整理したものが「決算」です。
▽一般会計とは
皆さんが納めた税金は、主にこの一般会計に使われています。
福祉や子育て・教育、道路整備などのまちづくりにかかる基本的な会計です。
◆一般会計の歳入決算
総額:628億4,568万円
○市税…市民が市に納める税金(市民税、固定資産税、軽自動車税、市たばこ税、都市計画税)
○国庫支出金…国が行うべき事業を市へ委託する場合の交付金など
○地方譲与税・交付金…国や県が徴収した税金の市への分配金(自動車重量譲与税、地方消費税交付金など)
○県支出金…県が行うべき事業を市へ委託する場合の交付金など
○諸収入…市預金利子、貸付金元利収入、雑入など
○市債…国や銀行などから調達する長期的な借入金
※内側の円グラフは、市税決算額内訳
収入の根幹をなす市税は増収となりました。これは、倉庫等の大規模な家屋の増加により、固定資産税が増となったことなどによります。また、国庫支出金が増となった一方、繰入金や市債が減となり、歳入総額は前年度に比べ1.2%の減となりました。
◆一般会計の歳出決算
総額:593億408万円
○民生費…子ども、高齢者、障がい者の福祉などの費用
○教育費…小・中学校の管理運営や施設整備および文化・スポーツ振興などの費用
○土木費…道路・公園の補修や建設などの費用
○衛生費…健康診断や予防接種、ごみ処理などの費用
○総務費…税務事務、選挙、統計調査、公共交通などの費用
○商工費…商工業、観光振興などの費用
○消防費…消防などの費用
商工費が企業立地推進事業費の増、民生費が総合経済対策に伴う臨時給付金支給事業費の皆増となった一方、教育費が小牧南小学校改築事業の皆減、衛生費が水道事業会計繰出金の減となったため、歳出総額は前年度に比べ、2.3%の減となりました。また、歳入歳出差引額は、35億4,160万円となりました。
◆歳出性質別決算額
右のグラフ(本紙8ページ)は、歳出決算額593億408万円について、扶助費などの義務的な支出なのか、公共事業など将来のために投資するための支出なのかなど、どのような経費として支出したかを表したものです。
扶助費:子ども・高齢者・障がい者への支援などに要する経費
人件費:職員の給与、議員の報酬などの経費
物件費:施設の光熱費や委託料などの経費
補助費等:一部事務組合や各種公益団体に対する補助金などの経費
繰出金:一般会計から特別会計・企業会計へ支出する経費
維持補修費:道路、公共施設などを修理・管理するための経費
普通建設事業費:道路、公共施設などを整備するための経費
義務的経費:支出することが制度的に義務付けられている経費
投資的経費:道路・学校など将来に残るものに対する経費
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