市民レポーターの皆さんが、市内のさまざまな場所に出かけて、市民ならではの視点から小牧の魅力や身近な話題について取材した様子を、毎月紹介していくコーナーです!
■REPORT 234
◆地域に支えられるカフェ「N‐GARDEN」
岩崎にある日本特殊陶業の建物の一角にカフェがあるのをご存じでしょうか。一般の人も利用できて、とてもリーズナブルだと評判の「N-GARDEN」に行ってきました。
2021年8月に完成した日本特殊陶業の新しいオフィス棟(名称はN‐FОREST)の1階に地域の人たちにも利用できるカフェ「N‐GARDEN」ができました。
日本ゼネラルフードが運営しています。
日本特殊陶業の社内公募で名付けられたN‐FORESTにちなみ、皆が集まる森みたいにという思いでN‐GARDENと名前をつけたそうです。
「小牧工場ができて60余年が経ち、感謝の気持ちを込めて、地域の皆さんのために何かお役に立てることはないかと考え、このカフェを作りました」と、話すのは、総務課長の尾野寿哉さん。
コロナ禍でのオープンもあり最初は苦戦を強いられる状況もありましたが、地域の皆さんへPRをしたり、利用した人の口コミだったりが影響して最近では認知度もグッとアップしています。
▽いつ行ってもおすすめ!
座席数は、カウンターを含め30席ほどで、大きな窓ガラスが店内を明るい雰囲気にしています。
おすすめは、高級食パン「い志かわ」のパンが提供されるモーニング。平日午後2時(土日は午前11時)からのデザートタイムはワッフルアイスやクレープアイスで、どちらもボリューム満点でコスパ最高です。ランチもワンコイン(500円)とリーズナブルにも程がある価格設定です。
メニューは半年に一度変えています。また、車で来店しても「お客様駐車場」が利用できるので安心です。
「会社の敷地内ですが、社員とは出入口なども全く別ですから、ゆっくり気兼ねなく過ごしてください」と尾野さん。
▽さまざまな地域貢献
「オープンから3年くらい経ち、直接、地域の人たちとの交流はありませんが、カフェを利用していただけることが嬉しいですね」と、地域貢献への思いを口にします。
本社のある名古屋市内(金山駅周辺、久屋大通公園など)や、小牧工場周辺および名鉄小牧線の味岡駅や小牧山で清掃活動をしています。
また、店内では、豆を挽いた後の「コーヒーかす」は消臭・防虫効果があることから、お客様へ無料で提供し、SDGsへの取組も実践しています。近隣に住んでいない人もぜひ、一度、足を運んでみてください。
◆編集後記 かおりん
陽を感じる大きな窓、カウンターもあり、とても雰囲気の良いカフェ「N‐GARDEN」。
地域貢献で価格が安いのも魅力です。高級食パン「い志かわ」のモーニング、食べに行こうと思います。
◇今回の取材先
N-GARDEN
住所:岩崎2808 日本特殊陶業小牧工場 N‐FOREST 1階
【電話】050-1751-4788
営業時間:
平日…7:00~18:30(L.O.18:00)
土日…7:00~15:00(L.O.14:30)
モーニング…7:00~10:00
ランチ…11:00~14:00
デザート…14:00~(土日は11:00~)
休業日:日本特殊陶業の大型連休
※詳しくはお問い合わせください。
■REPORT 235
◆大人が楽しむ中央図書館のアレコレ
滞在型のにぎわいのある図書館をコンセプトに駅前に完成した中央図書館は、今年で4年目を迎えます。子どもから大人まで幅広く利用者が増えていますが、今回は、大人に特化した楽しみ方を探して、図書館職員の人に話を聞いてきました。
図書館というと小説や難しそうな文学書物を読む場所、静かに過ごさないといけない場所というイメージがありますが、中央図書館では音楽演奏や美術鑑賞、市民活動や街づくりのイベントを企画して、多くの人に参加してもらったり、目的なく図書館を散策(ブラウジング)したりすることを歓迎していて「にぎわいのある図書館」として、さまざまな工夫をしています。
▽楽しみ方のアレコレ
仕事を抱える(している)人に提案するのは、サードプレイスとして図書館を利用してみてはいかがですかということ。
サードプレイスとは家庭や仕事以外の居心地のよい第三の居場所という意味です。
20歳以上専用のサイレントルームや個人ブース、研究個室(読書や資格試験などの勉強に没頭できる場所)があり、蓋のできるドリンクなら持ち込みできます。一部の席では食事も可能です。
誰にも邪魔されない時間を過ごすことができます。もっと気軽な気持ちなら、とにかく種類豊富な週刊誌から趣味の月刊誌などを読みあさることも中央図書館ならでは。
新聞や資料を確認したいなら4階公開書庫の手前のスペースへ。中日新聞以外にも全国紙や経済新聞などがずらりと揃っており、過去の情報も縮刷版で見ることができます。データベース閲覧サービスもあり、さまざまな調べものに活用できます。また、CDやDVDを館内で視聴することも可能です。専用のヘッドホンや再生機を貸してもらえるので、自分の好きな席に座りゆっくり至福の時間を過ごすこともできます。
▽ユニークな使い方
「30年くらい前、自分が子どもだった頃、お母さんがよく読んでくれた絵本のタイトルが知りたい。表紙には船の絵が描いてあった」とか「昔、こういうタイトルの本を読んだがどこに行っても見つからない、また読んでみたいがどうしたら良いのか」など本に関する調べもののお手伝い、相談に対応してくれるのが、レファレンスサービス。全てが解決するわけではありませんが、本のプロ・司書が全力で対応してくれます。必要ならば、全国の図書館の蔵書を確認して取り寄せることもできます。
▽図書館を楽しんで!
「待ち合わせ場所として待ち時間に本をパラパラとめくっても、コーヒーを飲むついでに雑誌を手に取るでもいいので、図書館という空間を味わってもらいたい。その中で興味がわいたり、新しい自分が見つかったりしたら嬉しいですね」と話します。中央図書館で心が豊かになる時間や生活が見つけられたらいいですね。
◆編集後記 みくる
図書館のカーペットの色が階ごとに違っていることを初めて知りました。
中央図書館検定試験があったら、もっと図書館ファンが増えるかもね。
◇今回の取材先
小牧市中央図書館
住所:中央1・234
【電話】73・9951
開館時間:9時〜21時
※エントランスエリアは8時〜
休館日:
・毎月最終月曜日(祝日または12月31日の場合は直前の月曜日)
・年末年始
・特別整理期間(年1回5日間)
※詳しくはホームページを確認してください。
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