■「チャレンジ」への挑戦
6月市議会定例会での施政方針演説で、「チャレンジ事業」なる取り組みを打ち出しました。
元職員による公金詐取事件を乗り越え、失墜した市政のブランドを回復させるためには、何か巻き返しを図るきっかけが必要と考え、全職員の高いモラル意識構築を図りつつ、チャレンジを旗印にした事業を新たに創設したのです。
これは、職員の新たな発想や斬新なアイデアを募り、それらを市政に生かす取り組みとして、市長就任後、早くから制度設計の検討を指示していたものです。
事業のカギは、特に若手職員の挑戦する気持ちやアイデアの種を、上司や同僚の応援を得ながら一緒に育てていけるよう、職員一人一人の意識を変革していくことにあります。
職員の意欲を喚起するとともに、「風通しのよい、チャレンジする職場風土」を作り、多様な成果につながるよう、知恵を絞ってめてまいります。
さて、今年度分の募集に、何件の提案が集まったと思われますか? 採択されれば予算は付くわけですが、自分や職場の仕事が増えことになります。
私の予想は1桁、5件前後でした。それが何と39件、ビックリです。悩みながらの審査で19件採択しましたが、不採択だった提案にも、次につながるものが多くありました。
前向きに仕事をしたいと望んでいる職員がいかに多いか、ひとつの表れのように感じました。全く、うれしい悲鳴です。
既に、第二弾の募集・審査も終えました。順次、補正予算に組み込むことで、スピード感をもって実現化に取り組みます。
職員のやる気のこもった「チャレンジ」、ご期待ください。
・すてきな実がなりますように…
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