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柴田市長コラム 足下(そっか)に泉あり! Vol.10

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愛知県尾張旭市

■所変われば健康も
新年を迎え、誰もが関心のある「健康」について考えてみたいと思います。
ご存じのとおり、本市は平成16年に世界保健機関(WHO)の理念に賛同し、健康都市連合の設立メンバーとして加盟が承認され、健康都市宣言を行いました。翌17年には日本支部が設立され、本市は「尾張旭市健康都市プログラム」を策定し、以来、人もまちも元気にするためのさまざまな施策に取り組んで
きました。
そして昨年11月、ヨーロッパの健康都市市長団の視察を受け入れました。午前中は名古屋市内で、WHO欧州地域事務局のほか、フィンランドやギリシャなど6カ国の市長さんらに尾張旭の取り組みをプレゼンテーションし、午後には全員、バスでスカイワードあさひに移動、あいにくの雨で城山公園の視察は断念しましたが、展望室や歴史民族フロアを熱心に見ていただきました。
先方のプレゼンで興味深かったのは、フランスのレンヌ市の発表です。日本の健康都市では、大半の取り組みが健康寿命を延ばすなど、高齢者向けなので
すが、フランスでは国を挙げて「超加工食品(いわゆるジャンクフード?)」の追放に取り組んでいるそうです。
対象を高齢者に絞り込むのではなく、子どもなど若年世代からの底上げで、広く国民全体の健康を守ろうとする取り組みで、彼らの感性が「健康=長寿」と捉える日本とは大きく異なっていることに、ハタと気付いたわけです。
健康についても、固定観念・先入観というものはあるのですね。心と体の調和、愛情、食育、医療、教養、スポーツ・運動、文化・芸術、芸能・趣味などなど、健康への道筋は奥深く多様なのです。

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