ふるさと大使
兄 岡野将之
帰ってきたらいろんな所で声をかけていただきます。「あぁ地元に帰ってきたな」とうれしく思いますね。
弟 岡野哲也
今、プロとして僕たちがいろんなことにチャレンジして、次世代の子たちのためにも、レールを敷きたいと思っています。
9/21、本市出身の津軽三味線兄弟ユニット「岡野兄弟」をふるさと大使に委嘱しました。彼らは、国内外で活躍し、市内の小・中学校やイベントなどでも演奏を多数行っています。今回の特集は、岡野兄弟の市に対する熱い思いや、今後の目標などを紹介します。 ID:35266 ID:34675
■ふるさと大使とは
地域を超えて活躍しているかたを通して尾張旭市の魅力を発信し、にぎわいの創出やイメージアップを図るため、令和5年に設置。岡野兄弟は、TOMOさん(DA PUMP)に続き、2組目の大使となります。
■岡野兄弟の軌跡
―津軽三味線で尾張旭市から全国へ―
小学生の時に両親に連れられて行ったライブで、全身に響き渡る力強い音色に衝撃を受け、始めた津軽三味線。当時、兄・将之さん10歳、弟・哲也さん8歳。それから数々の大会で優秀な成績を残し、平成16年にはスイスで、17年には愛知万博で公演を行います。
平成23年にはプロとして活動を開始。初の自主公演を市文化会館で行い、満員の観客を集めます。その翌年には、路上ライブで観客から得たお金だけで全国を回る旅を実施。そのスタート地は尾張旭駅。今でもこの旅が、原点と語ります。
「津軽三味線を広めたい」という思いを胸に、現在は全国・世界各地に活動拠点を広げています。
■history
平成13年…名古屋能楽堂
平成24…年全国路上ライブ
平成28年…たのしい夏まつり
令和6年…文化会館コンサート
■津軽三味線
津軽三味線は、三味線の中で棹(さお)が一番太い「太棹(ふとざお)」という種類で、大きな音が出るだけでなく、胴(どう)を叩きながら演奏するため、迫力に満ちた音色が特徴。歴史は約150年と比較的浅く、演奏のスタイルは演者によってさまざま
○将之(兄)
絹の糸と本革を使っているため、熱や湿気に弱く、演奏中に音が狂うことも。その場で弦を押さえる位置を変えて音を調整するため、感覚で弾けるように小さい頃から練習してきました。
○哲也(弟)
胴を飾る装飾(胴掛け)も演者でさまざま。自分のスタイルに合わせて、色などを変えて楽しんでいます。
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