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特集 ふるさと大使 岡野兄弟(2)

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愛知県尾張旭市

■Interview
岡野兄弟~「津軽三味線を広めたい」今も昔もその思いは変わりません。~
ふるさと尾張旭~外に出て改めて気付いた尾張旭の良さ。帰る場所はここだけです。~

○兄 岡野将之 Masayuki Okano
昭和62年10月10日生まれ
旭丘小学校、東中学校卒業
Q.尾張旭市で思い出の場所は?
A.最初に大きな公演をした文化会館
Q.ご自身の性格を一言で
A.“だいたい”真面目
Q.弟さんに一言
A.ずっとお兄ちゃんを大好きでいてね(笑)

○弟 岡野哲也 Tetsuya Okano
平成元年10月30日生まれ
旭丘小学校、東中学校卒業
Q.尾張旭市で思い出の場所は?
A.仲間たちと夢を語り合った維摩池
Q.ご自身の性格を一言で
A.思い立ったらすぐ行動!
Q.お兄さんに一言
A.これからも楽しくやろう!

―現在の活動についてお伺いします。お二人が力を入れていることを教えてください。
哲也(弟):津軽三味線のことをもっと若い世代に知ってほしいという思いから、AIを使って曲を作ったり、エレキ三味線を弾いたり、新しいことにチャレンジしています。子どもたちが見て「かっこいい」「津軽三味線をやってみたい」と思ってくれたらうれしいです。
将之(兄):津軽三味線の教室を始めて、中学生から75歳くらいまでの生徒さんに三味線を教えています。正しく教えられるよう技術も一から見直し、大会もまた出るようになりました。また、民謡(※)の楽しさを伝えるために民謡グループも始めて、いろんなところで演奏しています。
(※)生活の中で誕生し、歌い継がれてきた曲

―岡野兄弟としてのほかに、個々の活動も多方面でされているんですね。
将之:活動はバラバラに見えますが、根本の「津軽三味線を広めたい」という思いはずっと変わっていません。兄弟で違うスタイルで活動しているからこそ、いろんな人にアプローチできていると思っています。
哲也:今、プロとして僕たちがいろんなことにチャレンジして、次世代の子たちのためにも、レールを敷きたいと思っています。

―市制35周年の市勢要覧でインタビューさせていただいた時も、「三味線を広めたい」と語られていましたね。
将之:中学生と高校生の時ですね。あの頃はけんかばかりでしたが、お互いに「津軽三味線で食べていきたい」という強い思いが共通であったので、何とかここまで来られたんだと思います。
哲也:両親にはかなり心配をかけましたね(笑)。ここまで大変でしたが、「倒れるなら前に倒れる」という言葉を胸に、失敗しても少しでも前に進めるようにという思いで活動してきました。

―これまでの活動で、印象に残っていることはありますか。
将之:平成23年に初めて文化会館で自主公演した時は準備もどうすれば良いか分からず、本当に周りのかたに助けてもらいました。満員の舞台に立ったときは、鳥肌が立ちましたね。あの公演がスタートラインだったと思っています。
哲也:ニューヨークで20日間、1人で路上ライブをしたことですね。英語も話せなかったので、最初のフライトから足が震えていたのを覚えています。おかげで心臓に毛が生えました(笑)。これが三味線を世界に広めるための第一歩となり、最高の経験となっています。

―ふるさと尾張旭について伺います。お二人にとって尾張旭の魅力は何ですか。
哲也:小さい頃から森の中で走り回って、緑に囲まれて生活してきました。尾張旭に帰って来ると、ほっとします。そんな自然もありながら、栄などの中心部までアクセスが良いのも魅力です。
将之:僕も外に出てみて、改めて良い環境で育ったんだなと感じました。今でも自然をイメージした曲を作る時に思い浮かぶのは、尾張旭の風景ですね。あと、人がとても温かいです。帰ってきたらいろんな所で声をかけていただきます。「あぁ地元に帰ってきたな」とうれしく思いますね。

―これからふるさと大使として、どのような活動をしていきたいですか。
将之:まだ僕たちのことを知らないかたも多いと思うので、まずはたくさんイベントなどに出演して、知ってもらいたいです。自分たちがもっと活躍できれば、尾張旭市も一緒に盛り上げていくことができると思っています。ブームを作って、市外にも尾張旭市のことをもっと発信できるように頑張りたいです。
哲也:市内の小・中学校で演奏したり、授業で津軽三味線を教えたり、子どもたちと触れ合える機会をつくっていきたいです。自分たちの強みは、幅広い世代に楽しんでもらえるよう、アレンジしたパフォーマンスができることです。例えば、子どもたちやふるさと大使のTOMOさんとダンスでコラボしたり、民謡を高齢のかたたちと楽しんだり。どんなことでも良いので、声をかけてもらえたらと思います。

―最後に、市民の皆さんにメッセージをお願いします。
将之:地元の応援ほど、力になることはありません。その力を糧に全国に発信していきたいと思っています。引き続き応援よろしくお願いします。
哲也:今は東京を拠点に活動していますが、帰る場所は尾張旭しかないと思っています。帰る場所があるから、いろんなことにチャレンジできています。これから皆さんと一緒に尾張旭市を盛り上げていきたいと思います。

■今後の予定
市民祭(10/13(日))でお披露目式and記念公演を実施
※出演時間などは、同時配布のチラシで

問合せ:広報戦略課
【電話】76-8107

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