文字サイズ
自治体の皆さまへ

柴田市長コラム 足下(そっか)に泉あり! vol.20

31/40

愛知県尾張旭市

■うちの子 ID:34636

5月号からリニューアルした「広報おわりあさひ」、いかがでしょう。私が受けた一番の反応は、コラムから「チェルシー」を抱えた写真が消えたことです。愛犬家の皆さまにご心配?をお掛けしたようですが、誕生20周年の「あさぴー」と一緒に散歩しているイラストに変身しています。
さて、年配のかたが「うちの子は天才」と言えば、それはヒトではなく、ペットのことを指す、昨今ではごく普通の表現となりました。そこで、ワンコの話題を一つ。
5月に厚労省が発表した調査では、認知症患者数は、16年後の令和22年には584万人となり、高齢者の6.7人に1人が該当します。ただ、光明もあります。9年前の推計は802万人でしたから、大幅に下回る結果になりました。認知症と「軽度認知障害」の合計数はほぼ同じなので、健康意識の高まりによって、認知症から予備軍へシフトしたと思われます。
ここで、ワンコが華々しく登場。昨年10月、東京都健康長寿医療センターが、犬を飼っている人は飼っていない人に比べ、認知症リスクが何と40%低くなると発表しました。
強い共感力=癒やしパワーに加え、犬特有の散歩を介した運動や知人の輪(犬友)の広がりも、猫に比べて大きな効果に結びついたようです。ワンコ、凄いですね。どんな薬よりも、圧倒的です。
全ての愛犬家の願いは、「うちの子」が幸福であること。私もですが、高齢者がワンコを飼うには、愛犬の最期を看取る責任と覚悟が必要です。自身の健康寿命と犬の寿命を考慮せざるを得ません。一つの方法ですが、高齢者がワンコを新たに飼うことを是とするためには、大人の保護犬を選ぶこともアリと思います。健康都市宣言20周年の節目の年にあたり、私からの提案でした。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU