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自治体の皆さまへ

特集 いま、改めて「災害」について考える。No.1

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愛知県尾張旭市

1月1日午後4時10分に、石川県能登地方で発生した令和6年能登半島地震。最大震度7の非常に激しい揺れを観測し、広い範囲で建物などが崩壊したほか、大規模な火災も発生しました。今回の地震で多くのかたが被害に遭われ、現在も避難生活を余儀なくされています。
今回の震災を受け、今、私たちがやるべきことを考えます。

■本市の対応(2月14日時点)
○職員の派遣
・緊急消防援助隊(消防職員)
・先遣調査隊(危機管理課職員)
・応急給水応援(上下水道部職員)
・住家被害認定調査員(税務課・教育政策課職員)
・下水道管渠(かんきょ)被害調査支援(下水道課職員)

○支援物資の輸送
先遣調査隊の報告および輪島市からの要請を基に、支援物資を輸送

○募金箱の設置
輪島市への支援金、日本赤十字社義援金の募金箱を市役所などに設置

■被災地での活動を通して
○自分の身は自分で守る「自助」と、皆で助け合う「共助」の気持ちを広めたい
消防署 辻上雅夫副主幹
活動内容:1月1日から活動拠点の設置・維持、物資の調達・搬送など
・被災地が近づくにつれて家屋の倒壊が増えていき、1階部分がつぶされている家屋も多くありました。途中、消防車に向かってお辞儀をされるかたがたの姿を見て、被災された皆さんのために頑張ろうと思いました。
ライフラインが寸断されているテント生活は、とても過酷でした。私たちは数日で元の生活に戻りますが、明日どうなるかも分からない状況で避難されているかたがたを思うと、心苦しくなりました。
本市が被災した場合、市役所の職員、消防士も被災するため、できることが大幅に限られてしまいます。まずは、自分の身は自分で守る「自助」の気持ちを持って行動していただきたいです。また、今回被災された皆さんは、避難所生活をしながらもお互いに助け合おうと精力的に動いていました。そうした「共助」の気持ちを広めていきたいです。
個々の備えで一番必要なものは水だと思います。被災地では手も洗えず、シャワーも浴びられず、トイレも流れない。生活用水に一番困りました。少なくとも1週間分の水は備蓄して、お風呂の水はためておく習慣を身に付けてほしいです。

○被災地の状況を目の当たりにし、最低限の備蓄が必要と改めて実感
危機管理課 小坂由紀主事
活動内容:1月4日から支援物資受け入れ補助、避難所・被害状況の確認・巡回など
・現地は、どこの風景を切り取っても被害がない場所が見当たらないほどで、道路は崩壊・隆起し、かなり注意して走行しないとパンクする危険があるほどでした。また、昔ながらの瓦屋根の家はかなり倒壊しており、新しく見える建物でもひび割れなどがあったように見えました。被災された皆さんは、そのような状況で辛い思いをされていたはずなのに、どこの避難所でも「遠くからありがとう」と笑顔で迎え入れてくれたことが印象的でした。道路が寸断されてほぼ孤立状態で、外部の情報も分からず避難生活をされている中、支援の手が届きはじめ、「ほっ」とされたんだろうと思うと涙が出てきました。
今回の震災で、最低限3日分の備蓄品は用意しておく必要があると再認識しました。市でも備えていますが、物資の不足や、支援の手が行き届かない可能性もあります。我慢のできない飲料水と簡易トイレの備蓄だけは、必ず家庭でもしていただきたいです。

■被災地支援にご協力を

○輪島市への支援金
2月29日(木)をもって受け付けを終了します。
集まった支援金は、3月末までに市長が輪島市へ直接お届けします。金額などは、ホームページなどでお知らせします。

問い合わせ先:市役所危機管理課災害対策係
【電話】76-8127

○日本赤十字社義援金
受付期間:12月27日(金)まで
設置場所:市役所 1階 案内窓口

問い合わせ先:日本赤十字社尾張旭市地区(市役所福祉課内)
【電話】76-8141

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