●新たな船出にあたり
4月に新入学や入社などの人生の節目を迎えられた多くのかたがたに、新たな世界での活躍を願い、エールを送ります。
希望に満ちて、やる気いっぱいの人は、今月のコラムは読んでいただく必要はありません。不安やプレッシャーを感じている人には、少しだけですがお役に立つかもしれません。
詩を紹介します。随分と昔、誰の作かも知らないままに、冒頭部分を何かの折に読んで心に残っていたのですが、先般、ロシア文学者のかたが、某新聞のコラムで全文を引用されていました。
泣くな 悩むな/過去など ない!/愛想よく にぎやかに/光が 飛び込んでくる/眠るとき 君は死に/朝起きて よみがえる/無心で見よ 空の彼方(かなた)を/永遠(とわ)に続くは 望むもの/つらい思いは 失(う)せる/絶えず 進めよ/前へ 前へと/
ワレーリー・ブリューソフ
死ぬほど爆睡して、翌朝には復活。何か、晴れ晴れとした気分になりませんか。鬱々(うつうつ)とする暇があればまずは全力投球、元気付けられますね。
彼はロシアの詩人ですが、禅の修行にも、夜、すわると書いて「夜坐(やざ)」というものがあり、心を静めてから眠りにつくことが決まりとなっているそうです。
私のルーティンは、毎晩のお風呂の中で、一日を振り返り、少なくとも翌日の必要な行動はシミュレーションして決めてしまいます。
頭の整理さえ済めば、安心して即、眠りにつくことができます。一度、お試しください。
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