SPECIAL FEATURE 新たな出発 ～さらなる飛躍に向けて～

3／41

SPECIAL　FEATURE
新たな出発　～さらなる飛躍に向けて～　中日ドラゴンズ　髙橋宏斗

#19
「あのマウンドは、自分の人生の中で一番緊張した場面でした。」

髙橋宏斗
CHUNICHI　DRAGONS　HIROTO　TAKAHASHI

■INTERVIEW
尾張旭市出身の髙橋投手は、地元中日ドラゴンズで活躍しており、市と球団は協定を締結し、連携して地域を活性化しようとしています。
これからさらなる活躍が期待される髙橋投手と一緒に尾張旭市も飛躍していくために、市への思いや今後の目標などについて、昨年11月にお話を伺いました。

▽市スポーツ功労賞の受賞おめでとうございます。シーズンオフは尾張旭市に帰られましたか?
ありがとうございます。尾張旭市にはシーズンオフに2度ほど帰りました。家の周りを散歩したり、森林公園へ行ったりしました。

▽キャンプやオープン戦で、手応えはありましたか?
手応えを感じる時も感じない時もありました。
今は手応えを感じられるピッチングができるよう、しっかりと取り組んでいます。

▽WBCでの活躍も記憶に新しいですが、決勝戦の時の気持ちはいかがでしたか?
あのマウンドは、自分の人生の中で一番緊張した場面でした。僕だけの力では勝つことができない舞台だったので、まずはいろんな人たちへの感謝の気持ちが一番に出ていました。

▽そんな中で、世界の有名選手を相手にした印象や衝撃を受けたことなど、何か感じられたことはありましたか?
相手バッターから感じるプレッシャーというのは、日本ではなかなか感じられないものでしたし、あの場面で投げることができたということは、自分自身すごく大きな経験になっています。

▽WBCでの裏話はありますか?
裏話ですとやっぱりシャンパンファイトですね(笑)。自分は当時20歳で優勝後のシャンパンファイトをやれると思っていたのですが、アメリカは21歳までお酒がダメだということを知らなかったので、参加する気満々でいましたね。また世界一になって、次はぜひシャンパンファイトもやりたいです。
※WBC…ワールド・ベースボール・クラシック。野球の世界一決定戦で、2023年3月に行われた大会では、日本が優勝した。

▽ふるさと尾張旭についてお伺いします。尾張旭市での思い出やみんなに自慢したい!というものを教えてください。
尾張旭市は良い街だと思っています。自分を育ててくれました。やはり小学校、中学校を尾張旭市で過ごしたので、その9年間の思い出は大切なものとなっています。
自慢したいことは、森林公園がでかいことです。癒やしスポットですね。

▽髙橋投手にとって思い出の街なのですね。森林公園はシーズンオフにも行かれてますが、よく行く場所なんですか?
そうですね。僕自身、今でも年末などに帰って体を動かしたいなというときには森林公園かスカイワードあさひ周辺を走っています。

▽では、そんな髙橋投手の原点を教えてください。
原点は今の自分にはまだ分からないです。ただ、小学2年生の時に入った「三郷ファイターズ」は原点の一つではないかと思います。

▽ずっと長く野球をやられてるんですよね。これまで野球で苦しかったこと、つらかったことはありますか?また、そういうときはどのように乗り越えられましたか?
やっぱり結果が出ないとき、思うように体が動かないときはつらかったです。
そういうときは、練習するのみですね!

▽今シーズンの活躍を期待していますが、目標を教えてください。
まずはチームが2年連続で最下位なので、そこをなんとか脱出して、リーグ優勝、日本一をチームとして掲げてやっていますので、そこに向かって一つのピースとしてはまっていきたいです。リーグ優勝、日本一になったときに、一番貢献したピッチャーだと言われるような成績を残せるようにしていきたいです。

▽それでは最後に、尾張旭市民の皆さんにメッセージをお願いします。
僕は今名古屋市にいますが、尾張旭市のかたがたの声援やお気持ちは僕自身にも届いていますし、すごく力になっています。これからも応援よろしくお願いします。

「尾張旭市で過ごした思い出は大切なものとなっています。」

◆髙橋宏斗
2002年8月9日生まれ
尾張旭市出身
三郷小学校、東中学校卒業高校時にエースとして明治神宮野球大会で優勝するなど活躍し、ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団。WBC優勝に貢献するなど、次世代のエースとして活躍中
(C)中日ドラゴンズ

問合せ：広報戦略課
【電話】76-8106